激しい突風に煽られ機体が右へ左へ、見事パイロットが姿勢を立て直し着陸に成功
突然発生した強風で機体が不安定になるも、その後、見事着陸に成功した旅客機の映像が撮影された。
500人の乗客を乗せたエアバス
その旅客機とは、ドバイを本拠地とするエミレーツ航空が保有するエアバスA380。
500人の乗客らを乗せたこの旅客機は10月5日に、ドイツ西部にあるドュッセルドルフ空港への着陸を試みようとしていた。
しかし着陸寸前になって激しい突風が発生。機体は激しく左右に揺れ、大きく傾くも、パイロットが態勢を立て直し無事着陸に成功させた。
映像でも着陸寸前になって機首が、右へと流れていく様子が映っている。
そして不安定な姿勢で着陸。
しかも着陸した後は、機首が左へ。
さらに再び、大きく右へ。
しかしパイロットはやがて真っすぐに機体を立て直し、滑走路に沿って直進していった。
「パイロットの技術の高さを示している」
この様子を撮影していたのは、これまでヨーロッパ中の空港で航空機の着陸を撮影してきたMartin Bogdanさん。
彼は撮影後、10月5日にこの映像を自らのYouTubeチャンネルで公開。現在までに460万回以上も再生されている。
Bogdanさんは動画の説明で次のよう述べている。
「最初は通常の横風でのアプローチに見えました。しかし着陸後に、パイロットは尾翼の方向舵を使って滑走路に沿って進もうとしました。幸運にもそれが機能したのです。信じられない出来事に見えました。このビデオはパイロットの信じられないほどの技術の高さを示しています。着陸後の予期せぬ突風の時でさえ、彼らは滑走路に沿って真っすぐに進もうとしていたのです。素晴らしい仕事ぶりです」
エミレーツ航空の広報によれば、この10月5日の着陸では乗客乗員にケガはなかったという。(了)
出典元:METRO:This is one of the most terrifying landings we’ve ever seen(10/6)