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保安官代理「右手でスマホを持っていた」 右手のない女性に違反切符、動画拡散

保安官代理「右手でスマホを持っていた」 右手のない女性に違反切符、動画拡散
Palm Beach County Sheriff's Office

アメリカのフロリダ州にて、運転中の女性が「右手でスマートフォンを操作しながら運転していた」として保安官代理に停止させられる出来事があった。女性は生まれつき右手がないことを示したが、そのまま違反切符を切られることになってしまった。

 

ボディカメラの映像が拡散

 

運転中に保安官代理に停止させられたKathleen Thomasさん(36歳)。保安官代理が「右手でスマホを持っていた」と告げると、トーマスさんは笑った後、右腕を掲げて「明らかに違う」と答えた。

 

彼女の右手は生まれつき肘から先が欠損しており、スマホを持てる状態ではないのは明らかだ。しかし保安官代理は引き下がらず、彼女が運転中にスマホを操作していたとの疑いを取り下げることはなかった。

 

さらに、「スマホを持っていなかったと“Hand to God(神に誓って)”言えるか」と問い、トーマスさんが右腕を掲げると、左手を挙げるよう求める場面も映っている。

 

トーマスさんは保安官代理に「誤解だ」と説明したが、最終的には116ドル(約1万7000円)の交通切符を受け取ることに。

 

今年2月に起きたこの交通停止のボディカメラ映像が5月下旬に公開されると、一気に拡散された。

 

▼公開された動画

 

切符は「証拠不十分」で取り消し

 

パルムビーチ郡裁判所の記録によると、5月26日に保安官事務所の要請によりこの違反切符は「証拠不十分」で取り消された。

 

保安官事務所は声明で、保安官代理が交通停止を行ったのは「事件当時の視覚的観察に基づくものだった」と説明し、事件を取り下げた判断については「関連するフロリダ州法の追加の精査と、状況全体を踏まえた結果」と述べた。

 

また、「あらゆる執行行為と同様に、運転者には司法手続きを通じて切符に異議を申し立てる権利があり、その場で事実と証拠がすべて評価される」としている。

 

本人は「不快な経験」と語る

 

トーマスさんはCBSニュースの取材に対し、当初は笑って受け流そうとしたものの、保安官代理の神に誓わせるなどの反応から「不快な感覚が残った」と語った。

 

保安官代理に対しては悪意があったとは考えていないとしつつ、「なぜあのような対応になったのかを聞きたい」と話している。(了)

 

出典元:CBS「Woman without right hand speaks out about viral traffic stop video: “I felt very uncomfortable”」(5/28)

出典元:ABC7「Citation dismissed after deputy accuses driver without hand of holding phone」(5/29)

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