米軍が2日連続でイランを空爆、イラン側も中東の米軍基地へミサイル攻撃

ホルムズ海峡沖でのヘリコプター墜落事故を受け、アメリカ軍はイランに対し複数回にわたる空爆を実施した。
イランの2つの貯水池を破壊
アメリカ中央軍は6月10日、ホルムズ海峡付近のイラン南部沿岸全域に、3時間以上にわたる激しい空爆を行ったと明らかにした。
その後、アメリカ中央軍は、空爆が完了したとし、イランに対して「防衛態勢を維持している」と述べた。
この攻撃でイラン南部、ホルムズ海峡沿岸の町、シリクのベマニ地区では、2つの貯水池が完全に破壊されたという。
この攻撃を受け、イラン側も中東地域にあるアメリカ軍基地に対し、ミサイルを発射し、報復攻撃を行った。
イラン側はクウェートとバーレーン、そしてヨルダンにあるアメリカ軍基地を長距離ミサイルで攻撃。しかし、それぞれの基地では防空システムが稼働し、イランからのドローンやミサイルを迎撃したという。
そもそもアメリカ軍のヘリコプター「アパッチ」は、イランの無人機と衝突した後に墜落したと報じられているが、この衝突が意図的なものだったかどうかは、明らかになっていない。
イラン側は故意に、ヘリコプターへ攻撃したことを否定している。
「我々には報復する権利がある」
しかしアメリカのトランプ大統領は、イランが「アパッチ」を撃墜したとし、「我々には報復する権利がある」と主張。和平合意が成立しなければ、今後もイランを「徹底的に」攻撃すると述べた。
またトランプ大統領は、イランとの和平合意に「非常に近づいていた」が、イラン側が「我々を愚弄している」と非難した。
その後、アメリカ中央軍は、6月10日の午後5時15分頃(アメリカ東部時間)、イランに対する新たな攻撃を開始し、「複数の標的」に空爆を行ったと明らかにした。
イラン外務省のバガイ報道官は10日、アメリカが度重なる停戦協定に違反し、立場を変遷させ、矛盾したメッセージによって戦争終結に向けた外交努力を「阻害している」と非難。
同時にイスラエル軍によるレバノンへの軍事作戦も、外交プロセスを阻害していると批判した。
レバノン南部でも死者
イスラエル軍は10日もレバノン南部への攻撃を続けており、レバノンの国営通信社(NNA)によれば、ティルス東部の村への空爆で少なくとも6人が死亡、南部の都市シドンでは、イスラエル軍のドローン攻撃で車が襲われ、2人が死亡したという。
An Israeli strike on a vehicle in the southern Lebanese city of Sidon killed two people and sparked a fire that spread to nearby cars. Israel has continued to attack Lebanon despite a US-announced ceasefire on April 16. pic.twitter.com/gqk7DSQx7F
— Al Jazeera English (@AJEnglish) June 10, 2026
またレバノン保健省は10日、3月2日に戦闘が始まって以来、イスラエル軍の攻撃で3696人が死亡したと発表した。(了)
出典元:The Guardian:Middle East crisis live: Iran accuses US of ‘calculated war crime’ as Pete Hegseth says military will be ‘hitting Iran hard’ tonight(6/10)


























