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サッカーW杯予選で香港サポーターが中国国歌に大ブーイング【動画】

サッカーW杯予選で香港サポーターが中国国歌に大ブーイング【動画】
Twitter/Joyu Wang

民主化を求めデモが続く香港で、2022年のサッカー・ワールドカップのアジア2次予選が行われた。

 

「香港に栄光あれ」の歌を斉唱

 

9月10日夜には香港対イランの試合が行われ、多くの香港人も応援するためスタジアムに集まったという。

 

しかし試合開始前、国歌斉唱で中国の国歌が流された際、香港の人々が大ブーイング。またイラン国家には拍手を送ったものの、中国の国歌の時には腕でバツ印をしたり、英語で「香港は中国のものではない」と書かれた横断幕も掲げられたりしたそうだ。

 

 

さらに香港サポーターは中国国歌の代わりに、「香港に栄光あれ」の歌を斉唱した。

 

 

ネット上では、国際社会にアピールするため、試合に合わせたデモが呼び掛けられていたともいわれている。

 

国歌条例案の審議入りも延期

 

香港政府は4日に改正案の撤回を表明したが、デモ隊は普通選挙の実現などを求めて抗議活動を継続。

 

8日には香港島中心部の公園から米総領事館まで行進し、米国で上下両院の超党派議員が6月に提出した「香港人権・民主主義法案」を早期成立させ、香港政府に圧力をかけるよう求めた。

 

香港人権・民主主義法案は「一国二制度」を前提に、香港に認める関税や査証(ビザ)発給などの優遇措置継続の是非を判断するため、香港自治の現状に関する年次報告を米国務省に義務付ける内容となっている。

 

香港メディアによると、月内にも審議が始まるとみられ、成立すれば香港の人権が保障されると民主派の間で期待が高まっている。

 

また香港政府は今年1月、中国国歌への侮辱行為を禁じる国歌条例案を立法会(議会)に提出。違反者には最高で禁錮3年を科す罰則も盛り込まれた。

 

しかし今年の夏の可決を目指していたが、逃亡犯条例を巡る抗議活動の激化を受け、本会議での審議は秋以降に延期されたという。(了)

 

最近の周庭さんのツイートはこちら。

 

 

出典元:毎日新聞:香港、中国国歌に大ブーイング サッカーW杯予選開始前(9/10)

出典元:時事通信:香港デモ、米総領事館に行進=政府への「圧力」求める(9/8)

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