父親との思い出が詰まったiPhone、15カ月後に川底で発見され再び動き出す
アメリカで川に沈んでいたiPhoneが発見され、再び動き出したとして注目を集めている。
父親との思い出が詰まったスマホ
そのiPhoneを失くしたのは、Erica Bennettさん。彼女は2018年の6月にサウスカロライナ州にある、 Edisto川へ落としてしまったという。
スマホ自体は買い替えることができるが、彼女のiPhoneには亡くなった父親の写真やテキストメッセージなどが含まれていたため、Ericaさんは永久に失くしてしまうことを恐れたそうだ。
またiPhoneは防水仕様のケースに入っていたため、すぐに彼女の夫であるJasonさんがしばらく探したが、結局見つからなかったとか。
シムカードから連絡先を発見する
それから約15カ月後、YouTubeの人気者であるMichael Bennettさんが、川に潜っていたところ、10フィート(約3m)下の川底で偶然iPhoneを発見。それはまだ防水のケースに入っていたという。
それを家に持ち帰り、プラグを差し込んで充電させたところ、なんと動き出したそうだ。
そもそもMichaelさんは、Ericaさんと友人関係にあったわけではない。そのため彼女の連絡先なども知らなかったが、その後スマホからシムカードを抜き出し、異なった携帯にそれを差し込んで操作したところ、ついにEricaさんと連絡をとることに成功した。
EricaさんはMichaelさんからスマホがまだ動くと聞き、びっくり。同時に父親の思い出を失わずに済み、彼にとても感謝したという。
実際に彼女のスマホには、父親とやり取りをしたメッセージなども残っており、写真とともに彼女にはかけがえのないものだったそうだ。
実はMichaelさんは以前からしばしば川などに潜っていたが、Ericaさんによいニュースを届けられて喜んでいるという。(了)
出展元:ABC News:Woman’s iPhone miraculously works after spending 15 months at bottom of river(9/25)