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イギリスの大学が「魔法・オカルトサイエンス」の修士コースを開設

イギリスの大学が「魔法・オカルトサイエンス」の修士コースを開設
photo AC

イギリス·デヴォン州にあるエクセター大学が、来年度から、魔法とオカルトの分野で学位を授与する珍しいコースを開設する。

 

エクセター大学は、イギリスの大規模研究型大学連合であるラッセル·グループに加盟する公立大学であり、競争率が高い人気校の1つだ。

 

魔術やオカルトを社会学的に研究する

 

エクセター大学が2024年9月から開講するそのコースでは、魔術と妖術の歴史や、文学·哲学·考古学·社会学·心理学·演劇·宗教などで扱われているオカルト現象について研究する。

 

魔術や妖術を実践するわけではなく、文献を基に歴史·社会学的な手法で分析や考察を進めていくというものだ。

 

コース修了者には、ポストグラデュエート·ディプロマ(Postgraduate Diploma)という学位免状が授与される。

 

この学位はイギリスやカナダ、オーストラリアなどに特有のもので、学士号と修士号の中間に位置するといえる。具体的には、一般の修士課程から修士論文·卒業研究をなくしたコース内容で、イギリスでは大学院レベルの修業証明として広く認知されているそうだ。(Wikipedia)

 

魔術とオカルトへの関心が高まっている

 

同大学のEmily Selove教授は開講の理由について、「最近、研究者や一般の人たちの間で、魔術やオカルトへの関心が高まっており、我々の社会が早急に解明しなければならない課題となっている」と話す。

 

また、このコースの受講者は、「欧米には理性と科学があり欧米以外は魔術と迷信の地である、という通念を再検証することになる」そうだ。

 

学生は、コース必修の講義の他に、西欧文学·芸術におけるドラゴンの扱い、アーサー王伝説、古書体学、イスラム哲学、考古学の理論と実践、中世における女性の描写、サイケデリックの哲学といった講義も追加で受講できる。(了)

 

出典元:UPI:British university offering master’s degree in ‘magic and occult science’(10/18)
出典元:University of Exeter:Impact of witchcraft and the occult feature in one of the UK’s first postgraduate courses in magic(9/29)
出典元:Wikipedia:エクセター大学

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