Switch news

知っておきたい世界のニュース

ガザ北部の難民キャンプで、新たに50人の遺体を発見、イスラエル軍撤退後

ガザ北部の難民キャンプで、新たに50人の遺体を発見、イスラエル軍撤退後
X_Rula Alqawasmi

イスラエル軍が撤退した後の難民キャンプで、行方不明だった数多くのパレスチナ人の遺体が発見された。

 

これまで120人分の遺体を発見

 

イスラエル軍は約20日間に及び、ガザ地区北部にあるジャバリア難民キャンプを攻撃し続け、現在は作戦を終え、5月30日には一部の部隊が撤退した。

 

その後、ガザ地区の救急隊員や市民防衛隊などが、行方不明者の捜索などを行っていたが、新たに50人のパレスチナ人の遺体を発見したそうだ。

 

またガザ地区の通信社「Wafa」によれば、これまでジャバリア難民キャンプで見つかった遺体の総数は120人に上るという。

 

しかもこれまで避難していたパレスチナ人が、ジャバリア難民キャンプに戻っており、現在も壊された家屋で行方不明になっている家族を探している。

 

ガザ地区全体にノンストップ攻撃

 

ガザ地区全体では、イスラエル軍の攻撃が絶え間なく続けられており、6月2日にも北部のガザ市にあるマンションが空爆され、3人の遺体が近くの病院へ運ばれたという。

 

3人の犠牲者の中には、女性や幼児も含まれていたと言われている。

 

ガザ地区中部のヌセイラトにある住宅にも、イスラエル軍の空爆が行われ、4人のパレスチナ人が殺害され、数人が負傷。ヌセイラトの難民キャンプでは、別の空爆も行われたが、犠牲者の数は不明となっている。

 

またイスラエル軍はガザ地区北部にある、インドネシア病院も攻撃。透析患者専用の施設を破壊した。

 

同病院の医師によれば、ここ数週間で何とか施設の運営を再開していたが、イスラエル兵が病院内に入り、2階と3階に火を放ち、燃やしたという。

 

 

さらにガザ南部のアブハラワ地域も、イスラエル軍の戦闘機による爆撃を受け、2人が殺害され、他の数人が負傷した。

 

イスラエル軍も情報を更新しており、ガザ地区にある30以上のターゲットを攻撃したと認めている。

 

ガザ地区の保健当局によれば、6月2日には過去24時間で、60人のパレスチナ人が殺害されたという。(了)

 

出典元:Al Jazeera:Israel’s war on Gaza live: 50 bodies recovered from Jabalia refugee camp(6/2)

記事が気に入ったら
Switch Newsをフォローしよう!


Return Top