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タイで先日、自宅にいた女性がヘビに襲われ、体に巻き付かれる事件が起きた。

体長4～5mのニシキヘビ

その出来事が起きたのは9月17日、場所はタイの首都・バンコク郊外にある住宅とされている。

被害に遭った女性、Arom Arunrojさん（64）によれば、その日の夜、自宅のキッチンで水をすくおうとして床に座ったところ、ニシキヘビに噛まれてしまったという。

しかもニシキヘビはArunrojさんの体に巻き付き、キッチンの床に押し倒し、締め上げ始めたそうだ。

そのニシキヘビの体長は4～5メートル。Arunrojさんはキッチンのドアにもたれかかり、助けを求めて叫び続け、約1時間半後、偶然通りかかった近所の人が彼女の叫び声を聞いて警察に通報したという。その様子がこちら。

巻きつかれたまま2時間も過ごす

警察官のAnusorn Wongmalee氏によれば、現場に到着した時、Arunrojさんは疲れ果てて青ざめた様子で、ヘビに巻き付かれていたという。

やがて警察官と動物管理官がバールを使い、ヘビの頭を殴ったところ、ヘビはArunrojさんを解放し、捕まえられる前に逃げ去ったそうだ。

結局、Arunrojさんは解放されるまで、ヘビに巻き付かれた状態で、約2時間も過ごしたという。

またArunrojさんは数カ所ヘビに咬まれたが、保護された後、治療を受けたそうだ。

タイでヘビに遭遇することは珍しいことではなく、政府の統計によると、昨年は毒ヘビに噛まれて26人が死亡したという。

また2023年には合計1万2000人が、ヘビや他の毒のある動物により噛まれ、治療を受けたそうだ。（了）

出典元：ABC News：Python grabs Thai woman, squeezes her two hours before she can be freed(9/19)