ガザ地区全域でイスラエル軍の激しい攻撃、72人以上のパレスチナ人が死亡
ガザ地区ではイスラエル軍の激しい攻撃が行われ、70人以上のパレスチナ人が殺害された。
ガザ地区南部や北部で多くの犠牲者
特にガザ地区南部のハンユニスの中心部では10月25日(24日夜との情報も)、イスラエル軍の空爆が行われ、少なくとも13人の子供を含む、38人のパレスチナ人が殺されたという。
また北部のガザ市にあるShati難民キャンプ付近でも、イスラエル軍によるドローン攻撃が行われ、人道支援物資のトラックを待っていたパレスチナ人12人が殺害されたそうだ。
10月25日には、ガザ地区全域で少なくとも72人(88人との情報も)のパレスチナ人の死亡が確認された。
An Israeli air attack on Gaza’s Khan Younis killed 14 children, 13 of them from the same family. At least 72 Palestinians have been killed across the besieged enclave on Friday. pic.twitter.com/Z1cm4icOpv
— Al Jazeera English (@AJEnglish) October 25, 2024
イスラエル兵が病院内に侵入、発砲
またイスラエル軍は、ガザ北部のカマル・アドワン病院を襲撃。イスラエル兵が病院内に侵入し、捜索を始め、発砲したという。
しかもすでにイスラエル軍の攻撃により、病院の発電機も動かくなくなり、ソーラーパネルの発電機や酸素ステーションも破壊され、集中治療室にいた2人の子供が死亡した。
さらにイスラエル兵は、数百人の病院関係者や患者、避難していたパレスチナ人を拘束したと言われている。
🧵This footage of Palestinian #physicians surrendering themselves, in white lab coats, to Israel’s IDF – will forever remain a disgrace for all “silent” medical societies!
Today, Israeli Occupation Forces invaded & Occupied Kamal Adwan #Hospital (North Gaza) after days of… pic.twitter.com/XoC0Lh52OZ
— Ahmed Teebi, MD MPH🗝️ (@Teebi_MD) October 25, 2024
世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長によれば、カマル・アドワン病院では、すでに3人の病院のスタッフや他の関係者が負傷し、44人の病院関係者が拘束され、4台の救急車も被害を受けたという。
また同病院には現在も、600人の患者や病院のスタッフ、避難している人が残されており、テドロス事務局長は「彼らは保護されなければならない」として、改めて停戦を訴えた。
国連のフォルカー・トゥルク人権高等弁務官も、ガザ北部におけるイスラエルの軍事行動は、国際法上「残虐行為」および「人道に対する罪」とみなされる可能性があると述べている。
レバノンでも41人が死亡
イスラエル軍はレバノンにも空爆を繰り返し、10月25日には、首都・ベイルート南部郊外の町、Dahiyehの住民に避難命令を出し、2回の空爆を行ったという。
またレバノン南部のKhiam 村でも25日、イスラエル軍による激しい攻撃が行われ、4人が死亡、4人が負傷した。
レバノンの危機対応部隊は、これまで125回の空爆や砲撃を記録しており、主にレバノン南部の都市、ナバティエなどが標的にされたと述べている。
レバノン保健省は25日、過去24時間で41人が殺され、133人が負傷したと発表した。(了)
出典元:The Guardian:Israeli airstrikes kill at least 72 across Gaza(10/25)
出典元:Aljazeera:Live: Israel army kills dozens in Gaza as Hezbollah inflicts casualties(10/25)