米軍がイラン各地を空爆、イランも中東諸国の軍事基地をミサイルで攻撃

アメリカ軍は7月9日も、イラン各地を攻撃し、重要なインフラなどを破壊した。
イラン南部の都市、北部の鉄道橋も攻撃
イラン南部の都市、コナラクでは9日、海軍軍事区域で2回の爆発音が聞こえ、アメリカ軍の戦闘機による2段階に渡る攻撃を受けたという。
同じくイラン南部のブーシェフルでも、軍司令部が飛翔体による攻撃を受けたそうだ。イラン政府は、アメリカ軍が南部のブーシェフル原子力発電所付近で、空爆を行ったと非難した。
イランの「メフル通信」は、ホルムズ海峡に面したイランの港湾都市、バンダルアッバスで再び爆発音が聞こえたと報じている。
またイラン南部の都市、シリクでも、アメリカ軍の攻撃で漁港が標的となり、3人が死亡、15人が負傷したという。
9日の朝には、イラン北部のゴレスターン州にあるOgtay Khan鉄道橋が、アメリカ軍の巡航ミサイルによる攻撃を受けた。この橋は中国とトルクメニスタン、ロシアを結ぶ、戦略的要衝とされている。
このようなアメリカ軍による一連の空爆により、イラン革命防衛隊(IRGC)の隊員3名が死亡した。
Iranian officials say US strikes across Bushehr province damaged civilian infrastructure, including areas near the Bushehr nuclear power plant, airports, logistics facilities and fishing wharfs.
The US says the strikes targeted military sites. pic.twitter.com/RGF8qKwQbM
— Al Jazeera English (@AJEnglish) July 9, 2026
ヨルダンやクウェートに報復攻撃
イラン側も報復として、中東諸国にある、アメリカ軍基地などを攻撃。イラン革命防衛隊(IRGC)によると、ヨルダンのアズラク軍事基地に弾道ミサイル10発を発射したという。
ヨルダン軍は、国内全域に警報が鳴り響いた後、領空内でイランのミサイル8発を迎撃したと発表。落下した破片による、死傷者や物的被害はなかったそうだ。
クウェート外務省も、9日の夜明け前から領空内で弾道ミサイル3発、巡航ミサイル1発、ドローン10機を探知したと発表した。ミサイルは迎撃されたものの、破片が飛散し、1名が負傷した。
バーレーンとカタールでも同様の攻撃が行われ、警戒レベルが引き上げられたという。住民の携帯電話に警告メッセージが表示されたが、その後すぐに、脅威が排除されたことを知らせるメッセージが届いたそうだ。
170カ所以上を攻撃
ニューヨーク・タイムズ紙は、アメリカ中央軍(CENTCOM)の発表として、過去2日間でホルムズ海峡沿岸にあるイランの軍事標的170カ所以上を攻撃したと報じた。
攻撃対象となったのはイランの防空システム、ドローンとミサイルの貯蔵施設、軍用高速艇、そして兵站インフラなどとされている。
一方、アメリカのトランプ大統領は、今回の攻撃が、全面戦争への回帰を意味するものではないと述べたという。
ただイスラエルのカッツ国防相は、イランへの「より強力な攻撃」の準備ができているとし、「軍は戦闘再開の準備を整え、警戒態勢にある。制空権を回復し、イランへの再攻撃を行い、脅威を排除するため、必要であれば3度目の攻撃も辞さない」と述べた。(了)
出典元:Aljazeera:Iran war live: Blasts across southern Iran after Tehran attacks GCC states(7/9)

























