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Amazonが人型ロボットでの配達を計画、車から家の玄関まで荷物を運ぶ

Amazonが人型ロボットでの配達を計画、車から家の玄関まで荷物を運ぶ
Unitree.com

通販大手のアマゾンが、人型ロボットに商品配達させようとしている。報道によれば、アマゾンが出資する電気自動車「リヴィアン(Rivian)」のバンで運んだ荷物を、ロボットが配達先の家の玄関まで持っていくという想定だそう。

 

現実の環境を模した実験場

 

現在米国では、リヴィアン製の電気自動車2万台以上がアマゾンの配達車として使われており、10年後には10万台に増えると予想されている。

 

今のところは、人間のドライバーが商品を家の玄関まで運んでいるが、近い将来、運転は人、商品を運ぶのはロボットということになりそうだ。

 

米メディアの最近の記事によれば、配達用人型ロボットのテストのため、アマゾンは現実の環境を再現した試験場をほぼ完成させているとのこと。アマゾンの内部事情に詳しい人物が次のように語った。

 

プロジェクトの一環として、アマゾンは『ヒューマノイド·パーク』の最終仕上げに入っている。サンフランシスコのオフィスにあるこの『ヒューマノイド·パーク』は、屋内の障害物通過訓練場で、近いうちに配達ロボットのテストが行われる。

 

すでにリヴィアンの車が運び込まれており、ロボットはその車から乗り降りしたり、商品を配達先の玄関に運ぶ練習をするらしい。

 

リヴィアンの電気自動車後部のスペースに乗ったロボットが素早く飛び出して荷物を届ける、というのをアマゾンは期待している。

 

ロボットは中国製か

 

アマゾンはいくつかのロボットをテストする予定だが、今のところ第1候補は中国Unitree社のものらしい。数ヶ月前、同社の人型ロボットが後方宙返りや側方宙返りを難なくこなす映像が公開され、話題になった。

 

業務の様々な部分で、アマゾンは目的別の自律型ロボットを取り入れている。人型ロボットも一部の倉庫で稼働している。

 

今回は、倉庫のようなコントロールされた環境でなく、現実の街でロボットがどう働くかに注目が集まっている。(了)

 

出典元:Mashable:Amazon might start using humanoid robots to deliver packages(6/5)
出典元:electrek:Amazon to test humanoid robots for package delivery with Rivian electric vans(6/4)
出典元:IT media:人型ロボットが“側宙”を華麗に披露 中国Unitreeが映像公開 「世界初の側宙人型ロボット」(3/19)

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