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ガザ地区でイスラエル軍の攻撃により64人が死亡、停戦交渉も活発化

ガザ地区でイスラエル軍の攻撃により64人が死亡、停戦交渉も活発化
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イスラエル軍はガザ地区での攻撃を激化させており、多くのパレスチナ人が殺害された。

 

配給センター付近で14人が死亡

 

6月25日、ガザ地区北部のガザ市にあるal-Karama地区では、イスラエル軍が住宅を空爆。少なくとも2人のパレスチナ人が死亡し、多数の子供が負傷したという。

 

また民間防衛隊は、イスラエル軍の空爆を受けたガザ市東部の住宅から、8人の遺体を回収。8人は家族とみられ、祖父母や両親、そして子供の遺体も含まれていたそうだ。

 

中部のDeir el-Balahでも、住宅が空爆を受け、家族5人が即死。ヌセイラト難民キャンプでも、家族3人が殺害された。

 

さらにガザ地区中部と南部にある「ガザ人道財団」の配給センター付近でも、支援物資を求めていたパレスチナ人、14人がイスラエル軍により殺された。

 

医療関係者によれば、6月25日にはガザ地区全域で、少なくとも64人のパレスチナ人が殺害されたという。

 

停戦交渉が活発化

 

一方、ガザ地区での停戦交渉も進められており、主要な調停国であるカタール政府は25日、「ハマス」との停戦に向けた新たな取り組みを開始したと発表し、交渉が活発化していると述べた。

 

カタールのアル・サーニー首相も6月24日、イスラエルと「ハマス」の間で間接交渉が今後2日以内に開始される可能性があると述べていた。

 

「ハマス」の幹部も、まだ停戦についての新たな提案は受け取っていないとしつつも、交渉が活発化していることを認めている。

 

アメリカのトランプ大統領は、オランダのハーグで記者団に対し、ガザ地区での紛争終結に向けて「大きな進展」が見られると語ったという。

 

トランプ氏は、中東担当のスティーブ・ウィトコフ特使から、「ガザは和平合意に非常に近づいている」と伝えられたと明らかにした。

 

イランでは627人が死亡、4870人が負傷

 

イラン保健省の報道官は6月25日、12日間に及ぶイスラエル軍の攻撃により、イラン国内で627人が死亡、4870人が負傷したと明らかにした。

 

最も犠牲者が多かったのは首都のテヘランで、次いで西部のケルマンシャー州、フーゼスターン州、ロレスターン州となり、中部のイスファハン州でも多くの犠牲者が出たという。

 

またイラン議会は25日、国際原子力機関(IAEA)との協力を停止する法案を承認した。

 

ただし、この法案は監視評議会に送られ、法的および宗教的観点から審査される。その後、評議会で合意が得られれば、法案は最高国家安全保障会議に送られて、審議されるそうだ。(了)

 

出典元:Aljazeera:LIVE: Trump says ‘war done’ between Israel and Iran; talks coming next week(6/25)

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