トランプ氏、飾られていたバイデン氏の写真をオートペンに変える

アメリカのトランプ大統領は、ホワイトハウスに飾られていたジョー・バイデン前大統領の写真を外した。
オートペンでサインしていたことを批判
ホワイトハウスは、新たに歴代大統領のギャラリーを設置し、9月24日には壁に掛けられた彼らの写真を公開した。
このギャラリーは「大統領の歩道」と呼ばれるもので、金色の額縁に入った歴代大統領の写真が飾られていたが、バイデン前大統領の写真だけが、オートペンの写真に置き換えられたという。
トランプ大統領は以前から、バイデン前大統領の功績を貶め続け、彼が法案や恩赦にオートペンで署名したことを批判。以前からバイデン氏の顔写真の代わりに、オートペンの写真を飾る、と発言してきたそうだ。
The Presidential Walk of Fame has arrived on the West Wing Colonnade
Wait for it… 🖊️👀 pic.twitter.com/ApWfdxfFQa
— Margo Martin (@MargoMartin47) September 24, 2025
自動でサインするオートペン
オートペンとは、自動でサインをしてくれる機械のことで、自身で署名ができない場合、公文書にサインする際によく使われてきたという。
連邦議会やホワイトハウスでは一般的であり、与野党の歴代大統領もオートペンを使用してきたそうだ。
しかしトランプ大統領は、バイデン氏が大統領の在任中、自分で判断せずに、法案や恩赦にオートペンを使用し、誰かが政策を決定していた、とする根拠のない主張を展開。その上で、オートペンでの「サインは無効」と訴え続けてきたそうだ。
これに対し、バイデン氏は、トランプ氏の主張に反論。「はっきりさせておきたい。大統領在任中に決定を下したのは私だ。恩赦や大統領令、法案、そして布告について決定を下したのは私だ。私が決定を下していないという主張は、いかなるものであっても、馬鹿げており、虚偽だ」と述べたという。(了)
出典元:ABC News:Trump hangs autopen image instead of Biden portrait in presidential photo gallery(9/25)