「ゴキブリ人民党」の抗議デモで教育相が辞任、若者たちが勝利を祝う【インド】

インドで、若者たちが激しい抗議デモを行い、教育相を辞任に追い込んだ。
「ゴキブリ人民党」が呼びかける
この抗議デモのきっかけは、インド最難関の医学部の入学試験である「NEET」が問題用紙の漏洩により中止され、約200万人の学生が再試験を余儀なくされたことだ。
これにより、20人以上の学生が自殺。そして5月には、教育相であるDharmendra Pradhan氏の辞任を求めて抗議デモが始まった。
またこの抗議デモには、ネットで注目を集めた風刺的な運動「ゴキブリ人民党(CJP)」も加わり、主催者たちがデリーで座り込みを行い、Pradhan教育相の辞任、教育改革、自殺した学生の遺族への補償を要求した。
そして7月18日、デリー警察がハンガーストライキ中の教育者、Sonam Wangchuk氏を強制的に連行し、病院に搬送したことで状況は一変。その2日後には、「ゴキブリ人民党(CJP)」の呼びかけに応じた数万人の若者が、国会議事堂へ行進した。
ただ警察はこのデモに対し、強硬な姿勢で応じ、警棒や催涙ガス、ペレット銃を使って若者たちを激しく弾圧。しかし、その映像がネットで拡散したことで、国民の怒りを煽り、抗議活動を鎮圧するどころか、むしろ拡大させたという。
そして7月25日、ついにPradhan教育相の辞任が発表された。
この投稿をInstagramで見る
この投稿をInstagramで見る
「抗議デモで物事を変えられる」
12年間続いているモディ政権で、閣僚が辞任したのは性的不正行為の疑惑による1人だけだったという
しかもモディ首相は過去に、「我が政権では辞任などありえない」と豪語していたそうだ。
そのため、1週間以上にわたる激しい抗議デモの後、教育相が辞任したことで、多くの若者が稀有な勝利として祝った。
デリーの学生運動家、22歳のサキさんによれば、インド政府は主流メディアやFacebook、WhatsAppを掌握していたが、Instagramを見落としていたという。
そして教育相の辞任について、サキさんはBBCの取材に対し、「初めて、抗議活動を通して物事を変えられると感じました」と語っている。(了)
出典元:BBC:‘This is just the start’: India’s Gen Z protesters force out a minister, but what next?(7/27)

























