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ヨーロッパが暑すぎて、マッターホルンの雪が消えた

ヨーロッパが暑すぎて、マッターホルンの雪が消えた
X_Thomas Reis@peakaustria

ヨーロッパを襲う記録的な猛暑の中、マッターホルンから雪が完全に消え去っていることが、画像によって明らかになった。

 

雪も氷もないマッターホルン

 

例年であれば、9月中旬には初秋の吹雪が訪れ、気温は氷点下になるマッターホルン。山頂や岩肌が氷で覆われるはずなのだが、現在、氷も雪も全くない異様な姿になっている。

 

あるSNSユーザーが、「これはどこかの砂漠の山ではない。2026年9月27日のマッターホルンだ」と書いて写真を投稿した。イタリアにある国際的なスキーリゾート「チェルヴィーノ·スキー·パラダイス」に設置された、ライブカメラの映像だ。

 

 

マッターホルンは、夏場には比較的雪が少ない。しかし、海外メディアによれば、山頂付近まで完全に雪がないのは非常に異例であるとのこと。登山家がアイゼン(靴底に装着する滑り止めの爪)なしで、標高4200mまで到達できたと報じられている。

 

Wikipedia_マッターホルン

登山が危険に

 

今年のヨーロッパの暑さは、強い高気圧がヨーロッパ全域を覆ったまま長期間停滞したことが原因といわれる。これは「ヒートドーム」と呼ばれ、乾燥した高温の空気が地域に閉じ込められるため、異常な猛暑を引き起こす。

 

海外メディアによると、こうした高温は山の景観を変えるだけでなく、登山者を危険に晒すことにもなるそう。岩の割れ目で凍結していた凍土が融解し、岩壁が剥がれやすくなり、大規模な落石が起こるためだ。

 

例えば、8月下旬の時点で、モンブラン(ヨーロッパアルプスの最高峰)では、すでに3人の登山者が落石で死亡している。これを受けて地元当局は、一部の山小屋の閉鎖を命じた。同時に、山岳ガイドらは落石を警戒し、マッターホルンへの登山ツアーを一時中断した。

 

モンブラン山群については、今年の落石件数は450件に達すると予想されており、フランス国立科学研究センターの研究者は、「10年や20年前にはほんの数十件しかなかったことを考えると、これはまったく驚異的な数字だ」と話している。(了)

 

出典元:Daily Mail:The Matterhorn is snow–free: Shocking images reveal how the mountain – famously featured on Toblerone packaging – is bare amid autumn heat(9/29)

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