大規模な森林火災が続くボルネオ島、53頭のオランウータンを救出

東南アジアのボルネオ島では大規模な山林火災が続いており、動物保護団体により、これまで数多くのオランウータンが救助された。
「YIARI」がオランウータンを救出
ボルネオ島やスマトラ島では、ここ数カ月間、大規模な森林火災に見舞われており、大気汚染が深刻化し、人間と野生生物双方が影響を受けている。
しかもこの森林火災は、絶滅の危機に瀕しているオランウータンの食料供給源まで、焼き尽くしているという。
インドネシアで霊長類の救助と保護活動に18年間取り組んできた非営利団体「YIARI」は8月以降、動物たちの救助を行い、これまでに合計53頭のオランウータンを火災から救い出し、国内にある他の森林保護区に放してきたそうだ。
下は「YIARI」のCEOであるカルメル・リャノ・サンチェス博士が、「アイリーン」と名付けられたオランウータンの子供を慰めている様子だ。
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昼夜を問わず活動を続ける
野生動物獣医師のカルメル博士は、当時「アイリーン」がストレスに見舞われ、とても痩せていたとし、「この壊滅的な森林火災で、何日も食べ物を見つけられずに過ごしたのかもしれません」との見方を示している。
「YIARI」と提携している国際動物救助団体(International Animal Rescue)のCEO、ギャビン・ブルース氏は、「YIARI」のスタッフについて、次のように語っている。
「彼らは、昼夜を問わず活動を続けてきました。そして、赤ちゃんオランウータンのアイリーンは、彼らの努力のほんの一例に過ぎません。オランウータンの動きや表情を見ると、私たち人間とオランウータンがどれほど似ているかが分かります」
多くの生存動物は「YIARI」の救助・リハビリテーションセンターで獣医療を受けており、チームは火災被害地域を巡回し、緊急の救助要請に対応し続けているという。
煙害により呼吸器疾患が急増
このような森林火災による煙害は数カ月に及んでおり、インドネシアやマレーシア、シンガポール、東ティモールでは学校の休校や屋外活動の制限などの影響が出ている他、人や動物でも呼吸器疾患が急増しているそうだ。
日本の自衛隊も9月、インドネシアでの消火活動を支援するために派遣され、ボルネオ島で活動を開始した。(了)
出典元:Good News Network:53 Orangutans Rescued from Fires in Borneo, With Many Rewilded to Forest Preserves Across the Island(10/25)


























