【東京オリパラ】米選手団のワクチン接種の割合は83%、約100人は接種せず
東京オリンピックに参加するアメリカ選手団のうち、多くが新型コロナウイルスのワクチン接種をしていないことが明らかにされた。
613人のうち100人ほどが接種せず
7月23日、アメリカのオリンピック・パラリンピック委員会(USOPC)の医療責任者は、選手団613人のうち、約100名が新型コロナのワクチン接種を受けていないと発表した。
この事実は、23日の夜にオリンピックの開会式が行われる数時間前に、明らかにされた。
医療責任者のJonathan Finnoff氏によれば、アメリカ人選手のうち567人が、日本への渡航準備段階で、健康状態に関するアンケートに記入していたという。
またその中で、約83%の選手がワクチン接種を受けたと回答していたそうだ。
その上でFinnoff氏は「83%というのは、実際には膨大な数だ。私たちはそれについて、満足しています」と述べている。
Jonathan Finnoff (far right) of the USOPC says 83% of @TeamUSA roster of around 620 athletes are vaccinated #TokyoOlympics #teamusa #Tokyo2020 pic.twitter.com/pNC3H0ZBvJ
— Justin Surrency (@JustinSurrency) July 23, 2021
選手村に滞在する人の接種率も85%
アメリカ国内では、国民の56.3%が少なくとも1回はワクチン接種を受けているという。
また国際オリンピック委員会(IOC)も、各国のオリンピック委員会からの報告を元に、選手村に滞在する人の約85%がワクチン接種を受けていると見積もっている。ただしこの割合は、IOCによって独自に検証されたものではない。
USOPCの数字は、選手へのアンケートに基づいた確かなもので、Finnoff氏によれば、オリンピック委員会はワクチン接種の有無で選手の扱いを分けていないという。
その上で同氏は「「最善の方法は、全員がリスクを抱えていると仮定し、効果があるとわかっているCOVID緩和策を導入してリスクを軽減することです」と述べている。(了)
出典元:ABC News:At least 100 US athletes unvaccinated as Olympics begin(7/23)