【東京五輪】走り高飛びの男子選手2人に金メダル、ストックホルム大会以来109年ぶり
東京オリンピックで、男子走り高飛びの選手2人に、金メダルが贈られ、海外でも注目を集めている。
2人とも同じ記録だった
金メダルに輝いたのは、カタールのMutaz Essa Barhsim選手と、イタリアのGianmarco Tamberi選手だ。
2人は8月1日に国立競技場で行われた、走り高飛びの決勝に進出。2人とも2.37mの高さをクリアしたが、2.39mの高さを3回失敗したという。
その結果、大会側は勝負が決まるまで1回ずつ飛ぶ、「ジャンプ・オフ」を提案、両選手と関係者が相談を始めたそうだ。
Barshim選手の提案を審判が受け入れる
その時、Barshim選手が大会関係者に向かって、「私たち2人が金メダルを持つことはできないのでしょうか」と尋ねたという。
すると関係者は、その提案を受け入れ、2人を金メダルにすることに合意。その途端、Barshim選手とTamberi選手はハグをして、お互いに喜びを分かちあった。
HERMOSO MOMENTO en el salto en alto de #Tokyo2020
"Ustedes pueden seguir saltando para desempatar", les dijo el juez.
El qatarí Mutaz Essa Barshim le respondió: "¿Si no el oro es para los dos?"
Ante la afirmación, él y el italiano Gianmarco Tamberi se abrazaron y son campeones. pic.twitter.com/bOvQfVjhm4— Pablo Lisotto (@plisotto) August 1, 2021
“To share it with Marco is an amazing feeling […] I’m really happy."
Following a thrilling end to the men's high jump, Italy’s Gianmarco Tamberi of Italy and Qatar’s Mutaz Essa Barshim agreed to become joint Olympic champions. 🤝 🥇
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— CNN Sports (@cnnsport) August 1, 2021
一方、ベラルーシのMaksim Nedasekau選手も2.37mの高さをクリアしていたが、失敗した数が多かったため、今回銅メダルとなった。
Barshim選手は、2012年のオリンピック・ロンドン大会で銅メダル、2016年のリオ大会では銀メダルを獲得。2017年と2019年に世界選手権を連覇したことから、金メダル獲得の有力候補だったという。
2014年に2.43mをクリアしたBarshim選手は、1993年にキューバのハビエル・ソトマヨールが記録した世界記録の2.45mに次ぐ、史上2番目に高い記録を保持している。
陸上競技で同じ記録により、複数の金メダリストが誕生するのは、1912年ストックホルム五輪以来109年ぶりのことだという。(了)
出典元:METRO:Qatar and Italy high jumpers go wild after agreeing to share Olympic gold medal(8/1)