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ロシア国内でも反戦デモ、数えきれない人々が抗議の声を上げる

ロシア国内でも反戦デモ、数えきれない人々が抗議の声を上げる
Twitter/ABC News

2月24日、ロシア軍がウクライナへの侵略を開始したが、ロシア国内の各地では、大規模な反戦デモが起きた。

 

首都やシベリアでも反戦デモ

 

24日の夜、プーチン大統領によるウクライナ攻撃継続に抗議する市民たちが各地に集まり、反戦デモがロシア全土で行われたという。

 

サンクトペテルブルクでは、デモ参加者たちは逮捕される危険を冒して、戦争反対のデモ行進を行ったそうだ。

 

またモスクワでも、プーシキン広場には数千人が押し寄せ、「戦争反対」を唱えたという。

 

さらに反戦デモはシベリアにまで及び、ノボシビルスクなどで、デモ行進が行われた。

 

警察は1700人以上を拘束

 

しかしロシアの警察や治安部隊はこの動きを察知していたようで、国内での反対意見を抑圧するために迅速に反応したそうだ。

 

実際にネットにも、警察に拘束され、暴力を振るわれるデモ参加者の動画なども、投稿されている。

 

CBCによれば、ロシア国内の54の市で行われた反戦デモで、約1745人が治安当局によって拘束されたという。そのうちの957人がモスクワで拘束されたそうだ。(了)

 

数時間のうちに15万人以上の署名

 

ウクライナの街に空襲警報が響き渡り、爆発音が聞こえる映像などが流されると、戦争に反対するロシア人たちは公開書簡やオンライン署名をして、プーチン政権に対し、攻撃停止を要求し始めたという。

 

著名な人権活動家であるレフ・ポノマヴィヨフ氏が始めたある請願書には、数時間のうちに15万人以上の署名が集まり、その日の終わりには33万人以上が署名したそうだ。

 

また250人以上のジャーナリストが、侵略を非難する公開書簡に名前を連ね、250人の科学者も別の請願書に署名。さらにモスクワや他の都市の194人の市議会議員も、請願書に署名したという。

 

ロシアの著名人や公人、国営テレビに勤務する人たちも、この攻撃に反対を表明。モスクワの国営劇場のディレクターであるイエレナ・コヴァルスカヤさんは、Facebookで仕事を辞めると発表し、「殺人者のために働き、殺人者から報酬を得ることは不可能だ」と述べている。(了)

 

出典元:CBC:More than 1,700 people detained in widespread Russian protests against Ukraine invasion(2/24)

出典元:The WEEK:Anti-war protests break out across Russia despite attempts to stifle them(2/24)

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