新体操でオリンピックを目指していた少女が死亡、ロシア軍の砲撃により【ウクライナ】
ロシア軍の攻撃により、ウクライナで10歳になる新体操選手の少女が死亡した。
マリウポリにある自宅で死亡
その少女とは、カテリーナ・ディアチェンコさんだ。彼女はオリンピックで金メダルを取るため、努力してきたという。
また彼女は「勤勉」で「情熱的」な新体操の選手で、これまでも複数の大会で勝利を収め、メダルも獲得してきたそうだ。
しかしロシア軍が侵攻して以来、カテリーナさんは南東部の都市、マリウポリにある家で両親と弟と一緒に過ごしてきた。
そして先日、ロシア軍の砲弾が家を直撃し、天井が崩れてきて、カテリーナさんと父親が死亡。母親と弟は生き残ったが、その後病院へ運ばれた。
「素晴らしい夢が絶たれた」
ウクライナ体操競技関係者のリディア・ヴィノグラドナさんによれば、これまでもカテリーナさんと、コーチのアナスタシア・メシャネンコワさんとは、様々な国内大会で何度も会っていたという。その上でリディアさんは、次のように述べている。
「カーチャ(カテリーナさん)は、さまざまな大会に出てメダルを獲得した努力家の体操選手でした。彼女には才能があり、いつかオリンピック・チャンピオンになれたかもしれません。また彼女が練習していたクラブは、カーチャが特別な新体操選手であること、そしてスポーツにとても情熱的で、いつもみんなを助けてくれると指摘していました」
リディアさんは、自身のインスタグラムにおいてもこのニュースを伝え、「この街を灰にしようとするロシア軍によって、カーチャの素晴らしい夢は絶たれてしまった」と語っている。
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またコーチのアナスタシア・メシャネンコワさんも、インスタグラムに次のように書き込んだ。
「こんなことに言い訳ができるでしょうか?この才能ある少女を見てください。彼女は世界に笑顔を与えることができたのに!子供たちは何の罪を犯しているのでしょうか?この犯罪に関わった者は皆、地獄に落ちることになると思います」(了)
出典元:METRO:‘Future Olympic champion gymnast’ killed in Russian bomb attack on her home(3/25)