Facebook/Jayme Mashayekh

アメリカ·アラバマ州の5年生女子から成るバスケチームが、訳あって地域の男子リーグでプレイすることになった。結果、優勝したのだが、女子であるという理由で優勝トロフィーが授与されず、親の不満が爆発している。

レベルアップのために男子と試合

アラバマ州フーバー市にある小中高一貫校「Spain Park」には、バスケのエリートと言われる5年生女子（10～11才）のチームがある。部員の母親の一人、Jayme Mashayekhさんによると、練習場所であるフーバー市の体育館をこれからも使用し続けるには、男子チームと試合をして実力をアップするべし、と学校側から告げられたそうだ。

そこでこの女子チームは、地域リーグ「レクリエーション·リーグ·チャンピオンシップ」の5年生男子の部に参加。見事に戦い抜いて優勝した。

ところが女子チームは、授賞式には参列したものの、優勝、準優勝のトロフィーはそれぞれ2位、3位の男子チームに繰り上げで授与された。

Mashayekhさんは「ちょっと待ってよ。選手たちが失格になるようなことを何かした？それとも練習をサボったとでも言うの？　試合のレベルについていけなかった？　そうか、わかった、選手が女子だからね!？」と憤慨している。

また、「単にトロフィーの問題ではなく、こういうことが実際に起こるんだということを、娘に教えないといけないのが残念なのです」と言う。

市の担当者が反応

Mashayekhさんがこの一件をFacebookに投稿したところ、地元で話題となり、400件以上のコメントが付いた。その中には、フーバー市当局の担当者であるAllan Rice氏のコメントがあった。この件を「初めて知った」彼は、「この女子チームの問題解決に取り組み、今後同じ事が起こらないようにする」と書いていた。

Mashayekhさんによれば、すでに市から連絡があり、善処すると約束されたそうだ。（了）

出典元:New York Post:Girls’ basketball team denied trophy after winning boys’ league championship(3/6)
出典元：Facebook/Jayme Mashayekh