ウクライナ軍の水上ドローン攻撃により、ロシア海軍の艦船が航行不能
ロシア海軍の艦船が、黒海でウクライナ軍の水上ドローン攻撃を受け、航行不能に陥っている。
ロシア領内の海軍基地で航行不能
先日、ロシア軍はウクライナ軍による水上ドローン攻撃を、阻止したと報告していた。
しかしその後、ロシア南部のクラスノダール地方にあるノヴォロシースク海軍基地で、ロシア海軍の大型揚陸艦「オレネゴルスキー・ゴルニャク(Olenegorsky Gornyak)」が航行不能に陥っていることが明らかになった。
ウクライナ軍は、水上ドローンが命中し、「オレネゴルスキー・ゴルニャク」が航行不能に陥ったと主張している。
The large Russian war ship “Olenegorsky Gornyak” was hit. pic.twitter.com/rsmLKYiQTU
— NEXTA (@nexta_tv) August 4, 2023
兵員や軍事物資を輸送
「オレネゴルスキー・ゴルニャク」は、1970年代にソ連が建造した大型揚陸艦で、全長は112メートル。これまで占領下のウクライナの港に、兵員や軍事物資を輸送するために使用されてきたという。
ロイター通信は、ある情報筋の話として、この水上ドローン攻撃が8月3日の夜、ウクライナ保安庁(SBU)と海軍によって行われたと報じている。
SNSにも、ウクライナ軍による攻撃で、船体が傾いている「オレネゴルスキー・ゴルニャク」が投稿されており、水上ドローンが揚陸艦に向かって突進し、船体の中央に命中する動画も投稿されている。
⚡️🇷🇺Russian amphibious assault ship of project 775 Olenegorsky Gornyak after meeting with 🇺🇦Ukrainian naval kamikaze drone pic.twitter.com/1QCBmfA577
— 🇺🇦Ukrainian Front (@front_ukrainian) August 4, 2023
Big news from Novorossiysk. Large landing ship Olenegorsky Gornyak intercepts Ukrainian naval drone. No safe ports for Russian fleet in the Black Sea. pic.twitter.com/O1S7Z7RRQk
— Maria Avdeeva (@maria_avdv) August 4, 2023
これまでもウクライナ軍は、クリミア半島のセバストポリ港やノヴォロシースク港を標的に、水上ドローンで少なくとも10回の攻撃を行っているという。(了)
出典元:The Guardian:Russia-Ukraine war: Kyiv claims to have put a Russian Black Sea ship out of action – as it happened(8/4)