グレタ・トゥーンベリさんの国連演説がデスメタルの曲になる、本人も承認
16歳の環境保護活動家であるグレタ・トゥーンベリさんは先日、国連でスピーチを行ったが、その時の言葉がミュージックビデオになった。
激しい口調を曲に変える
グレタさんは9月23日、国連でスピーチを行い、各国首脳に対して気候変動対策に取り組むよう、強い口調で迫った。
特に冒頭の演説では「生態系は崩壊しつつあり、私たちは絶滅の始まりにいるのに、あなたたちときたら、お金や永遠の経済成長というおとぎ話ばかり。よくもそんなことを!(How dare you!)」と発言。
さらに「この状況を理解しておきながら行動を起こさないのなら、あなたたちは悪そのもの。あなたたちは私たちを裏切っている。未来の世代の目はあなたたちに向けられている。裏切るのなら、あなたたちを絶対に許さない」と激しい言葉で涙ながらに訴えた。
当時、メタルバンド「Suaka」のドラマーであるJohn Meredithさんは、そのスピーチを見ており、彼女の主張に同意。
そこで彼女の言葉を皆にアクセスしやすくするよう、スピーチの内容を使って、デスメタルの曲に仕上げたという。それがこちら。
グレタさん本人も気に入り承認
デスメタルとはヘビィメタルのジャンルの1種で、死や死体、地獄などが歌詞のテーマとしてよく使われると言われている。
またMeredithさんは取材に対して次のように答えている。
「グレタさんのスピーチを見た時、私は彼女の情熱や憤りにとても感銘を受けました。そして彼女が選んだ言葉は、私の大好きなメタルミュージックの暗闇を呼び起こしたのです」
「私は彼女の荒々しい言葉を、メタルの曲に変えること以外、特別な意図はないと思っています。私の個人的な立場は、人がそれぞれ環境を守り、維持することに努力するため、自分らの役割を果たす必要がある、というものです」
この曲を発表後、さまざまな反響が寄せられたそうだが、なんとグレタさん本人も承認。ツイートでも「今日から、私もデスメタルオンリーでいくつもリです」と述べている。
I have moved on from this climate thing… From now on I will be doing death metal only!! https://t.co/mYqXxFuE77
— Greta Thunberg (@GretaThunberg) September 28, 2019
またSNSでも、ファンから多くの称賛の声が寄せられているという。(了)
出展元:INDEPENDENT:A band turned Greta Thunberg’s UN speech into a death metal song and she’s a fan(9/29)