Switch news

知っておきたい世界のニュース

マイケル・J・フォックスに、ガバナーズ賞でオスカーの授与が決定

マイケル・J・フォックスに、ガバナーズ賞でオスカーの授与が決定
flickr_Walt Disney Television

アメリカ人俳優(カナダ出身)のマイケル・J・フォックス氏に、アカデミー賞のオスカーが授与されることが決まった。

 

パーキンソン病研究への支援

 

アメリカの映画芸術科学アカデミーは6月21日、今年11月にロサンゼルスで開催されるガバナーズ賞では、フォックス氏に「Jean Hersholt Humanitarian賞」を授与すると発表した。

 

この賞はアカデミー賞の1つで、長年に渡り、映画業界全体の発展に顕著な功績のあった人物に対して贈られ、受賞者には通常と同じく、オスカー像も授与されるという。

 

今回の受賞理由について、アカデミー会長のデイヴィッド・ルービン氏は声明で、次のように述べている。

 

「マイケル・J・フォックスのパーキンソン病研究へのたゆまぬ支援と、彼の限りない前向きな姿勢は、一人の人間が何百万もの人々の未来を変えるという影響力を証明しています」

 

また、今年は「映画と世界全体への計り知れない貢献」に対して、先駆的な映画監督、ユーシャン・パルシー(Euzhan Palcy)氏、ソングライターのダイアン・ウォーレン氏、監督のピーター・ウィアー氏の3人が「名誉賞」を受賞するそうだ。

 

パーキンソン病で闘病生活を送る

 

マイケル・J・フォックス氏は、映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズで主役を演じ、たちまち人気俳優となった。

 

しかしその後、彼は体が自由に動かなくなるパーキンソン病を発病。治療を続ける傍ら、この病気の研究などにも支援をし続けたという。

 

「名誉賞」から名称を変更

 

アカデミー賞では1929年の第1回開催から「特別賞」や「名誉賞(1950年に名称変更)」が設けられてきた。

 

この賞は、生涯における映画芸術と科学への貢献、アカデミーへ寄与した人物に贈られてきたそうだ。

 

2009年からは「名誉賞」が「ガバナーズ賞」に変更され、アカデミー賞の授賞式とは別に、毎年11月にディナーイベント形式で執り行われてきたという。

 

「ガバナーズ賞」は今年で13回目を迎え、2014年には日本の宮崎駿監督も受賞している。(了)

 

出典元:GMA:Michael J. Fox to receive Jean Hersholt Humanitarian Award(6/22)

記事が気に入ったら
Switch Newsをフォローしよう!


Return Top