IKEAが昆虫などを使用した料理を開発…そのメニューと目的は?


スウェーデン発で全世界に店舗を展開する家具量販店、IKEAが昆虫や藻類などを使用した新たな料理を開発し、話題となっている。

 

IKEAのレストランでの提供を検討中

 

今回、この画期的な料理メニューを開発したのは、IKEAの外部研究機関として知られる「Space10」。

 

開発されたメニューは5種類で、今後IKEAの各店舗内に設置されたレストランで提供されることが考えられているという。

 

 

緑色が特徴的な“ドッグレス・ホットドッグ”

 

それではその中身をみていこう。

 

「ドッグレス・ホットドッグ」と名付けられたこちらの“ホットドッグ”は、鮮やかな緑色が特徴的。

 

Space10

 

この色の理由としては、スピルリナという名の藻を利用しているためという。

 

またスピルリナはビタミンやミネラル、プロテインを豊富に含み、さらには動物由来でないにも関わらず、ビタミンBをも含有しているとのことだ。

 

さらにこのドッグレス・ホットドッグにはソーセージの代わりにニンジンや玉ねぎなどの野菜がはさまれており、体には非常に良さそうだ。

 

昆虫を使用した料理とは…

 

しかし、やはり気になるのは昆虫を使用した料理の方だろう。

 

今回開発されたメニューのうち、「ニートボール」と「バグ・バーガー」と題されたメニューにおいては昆虫を使用。

 

Space10

 

いずれも家畜の飼料として用いられるゴミムシダマシの幼虫であるミールワームを、肉の代わりに用いたものとなっているという。

 

Space10

 

これについてSpace10の共同創設者であるSimon Caspersen氏は、次のように語っている。

 

「昆虫は通常、従来の食材として使用されてきた肉よりも多くのプロテインを含む一方、脂肪分は少なくなっています。さらに飼料転換効率は肉の20倍ほどとなっているため、我々のメニューに加えることが可能であると判断しました」

 

昆虫は食糧問題の救世主に?

 

一方国際連合の食糧農業機関は、動物肉の代替として昆虫を食べることは、食糧問題解決のための策になりえるとしている。

 

また見た目の好き嫌いはさておき、昆虫の味は動物肉とは一味異なる美味しさがあるという。

 

今回IKEAのメニューでも使用されたミールワームは、伝えられるところによると焼くとピーナッツのような味がするとのことだ。

 

実際、昆虫は世界においてもタイやメキシコをはじめとする国では古くから食されているほか、日本国内でも一部の地域においては昆虫を食べる文化が今も残されており、それほど特異なことではない。

 

IKEAは今回開発したメニューをいつ店頭で提供することになるかは未定としており、今後は味の美味しさを追求させていくとしている。

 

食糧危機が起きる可能性を考えると、動物肉に代わる食材の開発は必要なことかもしれない。

 

しかし個人的には昆虫を食すというと気が引けてしまうのは、おそらく筆者だけではないだろう。(了)

 

Space10

 

出展:CNBC:Ikea test kitchen’s new menu has Swedish meatballs made out of mealworms(3/16)

出展:The Local Sweden:Ikea develops new mealworm meatballs and ‘dogless’ hotdogs(3/29)