【閲覧注意】なぜ? あの嫌われ者の黒い虫に魅了された2人のアーティスト
名前を口にするのもはばかられるような、そんなヴォルデモートのような存在。それがゴキ〇リだ。嫌いな人は、あの羽の質感や大きさに震え上がってしまうはず。しかし、そこに魅了されてしまったアーティストたちがいる。
アレの背中にゴッホの絵
1人はフィリピン在住のアーティスト、Brenda Delgadoさんだ。アレの死体を掃除中に羽のつややかさに気が付き、そこに絵を描きたいと考えたそうだ。
そうして手掛けた9つの作品がこちらだ。
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ゴッホもまさか、自分の顔がアレの背中に描かれる日が来るとは思ってもいなかっただろう。
こんな奇抜なアイディアを実行してしまったBrendaさん。実際に彼女が作品を手掛けている姿が、テレビで放送されたことがある。
驚くことに、とっても可憐な女性だ。だからこそ、アレに絵を描いているというギャップに驚かされてしまう。
差別反対をこめたアーティスト
もう一人のアーティストは、メキシコ出身のCristiam Ramosさんだ。キャンバスとしての可能性を感じたBrendaさんとは異なり、Cristiamさんはメッセージを伝える手段として、アレの羽に絵を描いた。
Ramosさんの作品や制作風景はYouTubeに投稿されているが、他のサイトでの再生はできない設定となっている。
彼はこの作品について、「差別や暴力は反対だという思いを込めて描きました」とコメントしている。アレをキャンバスに選ぶことで、差別や暴力への嫌悪感が非常によく伝わってくる作品だ。
アレの背中をキャンバスとして、表現手段としての可能性を感じた2人のアーティスト。先入観を取り払って見てみると、普段目をそらしているものの中に、新しい発見があるのかもしれない。(了)