南太平洋のバヌアツ共和国で、先日大きな地震があったが、その後14人の死亡が確認された。  

店内が激しく揺れ、人々が逃げ出す

  バヌアツ共和国では12月17日、マグニチュード7.3の地震に見舞われ、多くの建物が倒壊した。   この地震の震源地は、バヌアツの首都・ポートビラの西30kmで、深さは57kmとされ、その後津波警報は解除されたが、数十回の大きな余震が全土を震撼させ続けたという。   そして撮影された地震直後の新たな映像では、店内がかなり激しく揺れ、人々が逃げ出す様子が映っていた。  

CCTV footage shows people scatter from a cafe in the Pacific island nation of Vanuatu, as a 7.3-magnitude earthquake struck the island earlier this week.

The earthquake killed at least 14 people. Read more: https://t.co/CJdDyJsy0A pic.twitter.com/9ENT1KxQN9 — ABC News (@ABC) December 19, 2024

今後、死者が増える見通し

  バヌアツ政府の災害管理局は18日早朝、14人の死亡が確認されたと発表。しかしその数時間後には主要病院で9人の死亡が確認された。死者のうち2人が、中国人だったと報じられている。   また災害管理局のスポークスマンによれば、倒壊した建物に閉じ込められたままの人々がおり、死者数はさらに増えることが予想されているという。   国際赤十字社アジア太平洋地域の責任者であるケイティ・グリーンウッド氏は、行方不明者や死亡者数はいまだ明らかではないとし、次のように述べている。   「捜索救助現場の人々から得た、新たな情報がありますが、彼らは残念なことにその数（死者数）はさらに増加するだろうと、かなり確信しています」   この地震では首都の主要病院も大きな被害を受け、首都・ポートビラの広範囲で停電が発生。また首都に水を供給する2つの貯水池が完全に破壊されたため、断水となり、現地では水不足に陥っているという。（了）   出典元：ABC News：Rescuers dig for survivors of Vanuatu earthquake with no water and unclear death toll(12/18)