英の村をクジャクが占拠?40羽まで増えて住民も困惑【動画】

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イギリスの村に、野生のクジャクが多く住み着き、住民が困っているという。
エサを与えないよう呼びかける
その村とはイングランド中部、スタッフォードシャーにあるタットベリー(Tutbury)とされている。
タットベリー教区議会によれば最近、クジャクの個体数が増加し、村民に「深刻な問題」を引き起こしているという。
実際にクジャクは、早朝に住宅の近くで大きな鳴き声を上げ、私道や車に糞が落ち、中には住宅の屋根にまで上っているクジャクもいるそうだ。
このため議会は、クジャクが村に定着しないよう、村民全員に餌やりをやめるよう呼びかけている。
40羽にまで増えている可能性
議会のフランシス・クロスリー議長によれば、前回の調査ではクジャクの数は26羽だったが、現在は最大40羽にまで増えている可能性があるという。
しかもクジャクはより自信を持ち、追い払うのが難しくなっており、特に餌を与えている住宅周辺ではそれが顕著になっているそうだ。
もっともクジャクは、住民に攻撃的になったり、誰かを襲ったりしているわけではない。
しかしクロスリー議長は、クジャクが駆除される姿を見たくはないとし、「クジャクが、人々の家の周りではなく、他の場所で餌を見つけてくれることを願っています」と述べている。
議会も声明で、「地元の野生生物保護団体と協力するなど、責任ある人道的な解決策を模索する」と宣言したという。(了)
出典元:BBC:Peacocks in village are ‘serious problem’ – council(5/30)