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日食じゃない!ロシアで昼間の空が3時間も闇に包まれる不気味な現象が発生

日食じゃない!ロシアで昼間の空が3時間も闇に包まれる不気味な現象が発生
Facebook/Claudio Louiss

シベリアで皆既日食でもないのに、昼間に空が闇に包まれるという不気味な現象が起きた。

 

3時間も辺りが闇に包まれる

 

この現象が当初確認されたのは、ロシア連邦サハ共和国にあるエヴェノ=ビタンタイスキー地区や、隣接するジュガンスキー地区とされている。

 

7月20日の昼頃、空が次第に暗くなり、空気が黄色に染まり始め、あたりが闇に包まれたという。

 

しかもこの闇は約3時間も続いたとされ、人々は外出するのに明かりを灯さなくてはならなかったそうだ。

 

また暗くなった地域は、当初報告された地域よりも広範囲に及び、イタリアの国土に匹敵する面積が闇に包まれたとされている。

 

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山火事の煙が原因ではない?

 

この原因については分かっておらず、当初は悪魔やUFOの仕業、軍の実験の影響だと囁かれると同時に、他の地域で発生した山火事の煙が、太陽を覆ったのではないかという仮説も立てられたとか。

 

実際、暗闇や雲が去った時には、厚い塵の層があったという報告もなされたという。しかしNizhne-Bytantaisky居留地の職員はこれに反論。次のように述べている。

 

「塵は一切ありませんでした。最初は、強い嵐が来るかのように見えました。空気が次第に暗くなり、闇が濃い黄色を帯びていきました。それは本当に、滅多にないことです」

 

「私たちは日食を疑いました。しかし大抵、気象局やメディアは、前もって日食のことを知らせてくれます。それにどんな日食も、こんなに長くは続きません」

 

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気象や軍の関係者からも回答なし

 

また居留地の長であるKonstantin Starostin氏も、「塵はなかった」と発言し、次のように述べている。

 

「太陽の姿は、7月20日金曜日の午前11時30分から14時まで消えていました。塵はありませんでした。多くの人が外へ出てきましたが、目撃者の多くも塵がなかったことを確認しています」

 

「ここに住んでいる人々は、このようなことは今まで一度も見たことがないと語っています。闇は突然現れたのではなく、徐々に暗くなっていったのです。(略)それが起きた時、気温は急激に下がりませんでした。ただ夜になり、気温はマイナス4℃にまで下がりました」

 

さらにVerkhoyansk町のYevgeny Potapov町長も、エヴェノ=ビタンタイスキー地区との境界で山火事が1件あったが、この付近で火災は発生していなかったとしている。

 

そして現在、この原因について調べが進められているが、まだ(7月24日当時は)気象関係や軍事関係、その他の関係者からも明確な説明がないという。

 

一体、日食でもないのに、なぜ暗闇に包まれたのか。まだまだ人間には知られていない現象が、地球にはあるのかもしれない。(了)

 

出典元:LIVESCIENCE:Mysterious Substance and ‘Devilry’ Blamed for 3-Hour ‘Solar Eclipse’ in Russia(7/23)

出典元:The Siberian Times:Mystery gets murkier over cloud that turned day into night (7/24)

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