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敗血症で両手足を失った英下院議員が復活、議場に現れ、拍手喝采を浴びる

敗血症で両手足を失った英下院議員が復活、議場に現れ、拍手喝采を浴びる
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両手足を失ったイギリスの下院議員が、病気を克服し、再び議場へ戻ることができた。

 

議員らが立ち上がって拍手

 

その下院議員とは、保守党に所属するクレイグ・マッキンレー氏(57)だ。

 

彼は昨年の9月、敗血症で昏睡状態に陥り、その後両手足の切断を余儀なくされたという。

 

しかしマッキンレー議員は病気を克服し、今年の5月22日には義手や義足をつけて、自ら議場に現れた。

 

そして与党・保守党の議員や、野党・労働党の議員もスタンディング・オベーションで、彼を出迎えたそうだ。

 

この時、マッキンレー議員の妻と4歳の娘が一般傍聴席から見守っており、リンジー・ホイル議長は「ご存知のとおり、拍手は禁止されている。しかし、これは例外だ」と述べたという。

 

生存の可能性は5%

 

敗血症とは、細菌やウイルスに感染することによって免疫系が過剰反応し、全身に影響が及び、心臓や肺など体の重要な臓器が機能不全になる病気とされている。

 

マッキンレー議員は昨年の9月28日に体調が悪くなり、病院へ搬送されたが、その後敗血症により血栓が生じて、手足に血液が届かなくなったという。

 

しかもショック症状に陥ったマッキンレー議員は昏睡状態に陥り、妻は医師から生存の可能性が5%しかないと告げられたそうだ。

 

16日後に意識が回復した時、マッキンレー議員の手足は黒くなっており、結局12月1日に両手足を切断することになる。

 

見舞いに来てくれた首相らに感謝

 

復活したマッキンレー議員は、議場で同僚議員らに演説し、入院中に見舞いに来てくれたスナク首相や、ホイル議長に感謝の言葉を述べたという。

 

マッキンレー議員は「バイオニック議員」として知られることを望んでおり、次の総選挙にも出馬する意向を示している。

 

スナク首相は5月22日、7月4日に総選挙を行うと明らかにした。(了)

 

出典元:ABC News:A UK lawmaker is back at work after losing his hands and feet to sepsis(5/22)

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