在米ロシア大使館にウクライナの国旗を投影、ロシア側も白い光で対抗
アメリカのワシントンD.C.にあるロシア大使館の建物に、ウクライナの国旗が投影され、ロシア側との攻防が繰り広げられた。
劇場の舞台照明で作られた国旗
4月13日の夜(現地時間)、親ウクライナの活動家らによって、ワシントンD.C.にあるロシア大使館の建物に、青と黄色のウクライナの国旗が投影された。
この国旗は、舞台用のプロジェクターで作られたもので、建物にはすでに別のウクライナの旗が投影されていたという。CNNは活動家らが、プロジェクター約15台と発電機4台を2つの場所に準備したと伝えている。
その様子はJoseph Landavasoさんが撮影し、その後仲間のBenjamin Wittesさんのツイッターに投稿され、注目を集めたそうだ。それがこちら。
The great Phil playing cat and mouse with a Russian spotlight this evening. pic.twitter.com/FvrDtvbm4B
— Benjamin Wittes (@benjaminwittes) April 14, 2022
国旗を巡る攻防が繰り広げられる
実は、この時、ウクライナの国旗が投影されるのを阻止しようと、ロシア大使館側も動いていたという。
ロシア大使館側はなんと、投光器の白い光をウクライナ国旗の部分に当てて、かき消そうとしていたそうだ。
やがて親ウクライナ側とロシア大使館側との、国旗を巡る攻防が続けられた。動画においても、国旗を投影している人々の、次のような会話が録音されている。
「奴らは国旗をかき消そうとしている。奴らはきっとロシア人だ。そうだ ああ、かき消されそうだ、相棒 ああ…(笑)」
CNNによれば、結局ロシア大使館側は午前1時30分頃、諦めて投光器を消したという。(了)
出典元:Yahoo News:Activists Project Ukrainian Flag Onto Russian Embassy Building in DC(4/18)