欧州で冷凍コーンを食べた9人がリステリア症で死亡、警戒が呼びかけられる


ヨーロッパで冷凍食品を食べた人々が病気にかかり、亡くなっているとして、注意が呼びかけられている。

 

冷凍野菜を加熱調理するよう呼びかける

 

英紙METROによれば、ヨーロッパでは冷凍のスイートコーンを食べた人のうち、9人がリステリア症という感染症にかかって死亡したという。

 

またイギリスの衛生基準局も、リステリア症との関連が確認されたため、冷凍された野菜を食べる時は、加熱して調理するよう人々に呼びかけているそうだ。

 

さらにヨーロッパ食品安全局(EFSA)も、ホウレンソウやサヤインゲンを含む冷凍食品を調理せずに食べないよう、警告を発している。

 

感染しても多くの人は症状が軽い

 

リステリア症はListeria monocytogenes (リステリア・モノサイトゲネス)という菌による人畜共通感染症だが、非常に珍しい病気で、イギリスでも2015年から11人しか感染していないそうだ。

 

しかもKathie Grant医師によれば、感染してもほとんどの人には病気の徴候は見られず、たいてい下痢や吐き気に襲われるだけですみ、治療しなくても数日で治るという。

 

ただ老人や子供、妊婦など免疫機能が低下している人や、体力が落ちている人が感染すると、深刻な事態に発展する場合もあるとか。

 

そして感染を防ぐには加熱して調理することが大切だと言われている。

 

ハンガリーの工場が原因か

 

今回、リステリア症が発生した原因と考えられているのは、ハンガリーにある冷凍工場だという。

 

イギリスで亡くなった2人も、ハンガリーから商品を取り寄せている同じスーパーで、同じブランドの冷凍コーン購入し、食べたことが分かっているそうだ。

 

またEFSAは感染の範囲を当初、見誤っていたと認めており、現在もリステリア症の感染が続いていると考えている。

 

このためEFSAは問題となっているハンガリーの工場に対し、全ての設備や装置などを消毒し、感染を防ぐ処置を求めているという。(了)

 

出典元:METRO:Warning to cook frozen sweetcorn properly after nine deaths(7/4)

出典元:Mirror:Frozen sweetcorn could be cause of deadly listeriosis outbreak across Europe killing nine people including two Brits(7/4)

出典元:国立感染症研究所:リステリア・モノサイトゲネス感染症とは