米・イラン協議の第1ラウンドが終了、レバノンでの衝突回避案で合意

スイスで21日から始まったアメリカとイランとの協議は、18時間にも及び、その後前向きな進展を持って第1ラウンドが終了した。
イランが核査察の受け入れを認める
アメリカの代表団を率いたJ・D・バンス副大統領は協議後、イランとの交渉において「大きな進展」があったと強調。
「ホルムズ海峡の開放だけでなく、開放状態を維持するための仕組みを構築した」とし、またイランが「長らく途絶えていた武器・核査察官(IAEA)の入国を初めて許可した」と明らかにした。
仲介に当たったパキスタンとカタールも共同声明で、アメリカとイランが60日以内の最終合意に向けたロードマップについて確認し、「技術的協議」を続けることで一致したと発表。
ホルムズ海峡での商船の安全な通航を確保するための「連絡ライン」を設置する他、レバノンでの衝突回避に向けたチームの創設も決まったと明らかにした。
どのように機能するのか不明
しかしこの衝突回避メカニズムが、どのように機能するのか、具体的なことは明らかにされていない。
このチームに参加するのはアメリカやイラン、カタール、パキスタン、レバノンだが、実際に戦闘を行っているイスラエルや、イランの支援を受けている「ヒズボラ」は入っていない。
そもそも「ヒズボラ」は、イスラエルが停戦を遵守するならば、自分たちも停戦を遵守すると表明してきた。しかし停戦発表後も、イスラエル軍は度々レバノン南部を攻撃し続け、「ヒズボラ」も停戦違反だとして報復攻撃を行ってきた。
またイスラエル側は、占領したレバノン南部から撤退しないと表明しており、レバノン政府は、衝突回避の仕組みが恒久的な停戦や、イスラエル軍の撤退につながらなければならないとの認識を示している。
ホルムズ海峡を2隻のタンカーが通過
一方、イラン側は先日、ホルムズ海峡を再び閉鎖すると発表したが、徐々に石油タンカーの航行が回復し始めているようだ。
船舶追跡データによると22日には、約200万バレルの石油を積んだ2隻の原油タンカーが、ホルムズ海峡を通過したという。
ただし2月28日にイラン戦争が始まる前は、1日平均125隻の船舶がホルムズ海峡を通過しており、それに比べると通過する船舶はまだまだ少ない。
ガザ地区で3人が死亡、11人が負傷
レバノン政府の関係者によれば、6月20日以降、レバノン南部での停戦は概ね維持されているという
しかしイスラエル軍は停戦中であるにも関わらず、ガザ地区へも攻撃をし続けており、22日には3人のパレスチナ人が殺害され、11人が負傷した。
ガザ地区の保健当局によれば、昨年10月に「停戦」が始まって以来、死者の総数は1024人、負傷者総数は3260人になったという。(了)
出典元:Aljazeera:Iran war live: Trump says Iran ‘will agree’ to allow weapons inspection(6/22)

























