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シカゴ大学の卒業式で学生らが退席、イスラエルへの抗議活動

シカゴ大学の卒業式で学生らが退席、イスラエルへの抗議活動
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ガザ地区で戦闘を続けているイスラエルに抗議するため、シカゴ大学の卒業式で、学生らが途中退席した。

 

4人の卒業証書の授与を停止

 

6月1日に行われたシカゴ大学の卒業式では、式典中に叫び声やブーイング、「大量虐殺を止めろ」という呼びかけで一時中断したという。

 

また数十人の学生が、卒業式のスピーチの間に退席。式典後にはデモ行進も行われたそうだ。大学側はこのデモ行進で、大学の関係者ではない人物1人が逮捕されたと明らかにしている。

 

大学側は親パレスチナの活動に関与したとして、卒業予定だった4人の学生の卒業証書の授与を停止。学生たちは、そのことに反発し、今回式典中に退席した。

 

 

これまでもハーバード大学やマサチューセッツ工科大学などの卒業式で、学生たちが途中退席するなどの抗議行動を行ってきた。

 

黒人のエリート校であるモアハウス大学では5月18日に卒業式が行われたが、卒業生総代は出席したバイデン大統領の前で、「ガザ地区での即時かつ恒久の停戦」を訴えた。

 

5月7日にはテントを撤去

 

学生らは大学側に対し、イスラエルを支援している企業との関係を断つよう求め、キャンパス内にテントを張り、平和的な抗議行動を行ってきた。

 

シカゴ大学でも、同様の抗議デモが行われ、当初大学側は寛容な態度をとっていたが、その後抗議活動が限度を超え、安全に対する懸念が高まったとし、5月7日にはテントが撤去されたという。

 

そしてこの抗議デモに関連し、大学側は卒業予定の4年生4人に対して、懲戒手続きが完了するまで学位授与を差し止めると、通知したそうだ。

 

しかしその後、数千人の学生と教職員が、大学に学位授与を求める嘆願書に署名。12人以上のシカゴ市議会議員も、同様の要請書を書いたという。

 

世界の主要都市でも抗議デモ

 

ニューヨークでも5月31日には、親パレスチナのデモが行われ、ブルックリン美術館に向かって行進した34人がニューヨーク市警察に逮捕された。

 

 

フランスのパリにある共和国広場でも、親パレスチナのデモが行われ、参加者がイスラエルによるガザ侵攻の終結を求めたが、フランス警察は催涙ガスを使用し、鎮圧したという。

 

 

またロンドンでも6月1日に、同様のデモが行われ、やはりデモ参加者が警察に逮捕されたと報じられている。

 

イスラエルのテルアビブでも、数千人が集まり、人質の解放を求め、イスラエル政府に「ハマス」との停戦合意を促したという。

 

 

しかしデモ参加者の一部が、イスラエルの警察と激しく衝突する様子も撮影された。(了)

 

出典元:The Guardian:Students walk out of University of Chicago graduation over Israel policies(6/1)

出典元:Al Jazeera:Israel’s war on Gaza live: ‘Over 1 million’ flee Rafah amid Israeli attacks(6/1)

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