飛行機で寝過ごしてしまった女性、暗い機内に取り残されパニックに
電車で寝過ごしてしまい、終着駅で車掌さんなどに起こされることはあるが、飛行機の場合はどうなのだろうか。
カナダではある乗客が非常に困った状況に陥ったという。
暗い機内で寒さから目覚める
その乗客とは、トロントに住むTiffani Adamsさん。彼女は先日、ケベックに住む友人の家を訪ね、素敵な週末を過ごしたという。
その後、トロントへ向かう「エア・カナダ」の便に乗り込んだが、90分のフライトの間に眠ってしまったそうだ。
そしてトロント国際空港に到着してから数時間後、Adamsさんは暗くなった機内で、寒さから目を覚ましたという。
懐中電灯を点滅させ合図を送る
彼女によれば、当時機内は完全な闇に包まれ、自分1人しかおらず、最初は悪夢でも見ているのではないかと思えたそうだ。
またAdamsさんはすぐに友人に携帯で電話を掛けようとしたが、すでにバッテリーが切れ、機内にも電源はなく再充電もできなかったため、思わずパニックに陥ったという。
最終的にAdamsさんは、コックピットの中で懐中電灯を発見。
機内のドアの1つを開け、約40フィート(約12m)の高さから懐中電灯を点滅させ、地上で働くスタッフに合図を送ったそうだ。
すると荷物を運ぶ車を運転していたスタッフが気づき、Adamsさんを救出しに来てくれたとされている。
「エア・カナダ」は原因を調査中
「エア・カナダ」の関係者は、車でAdamsさんを自宅へ送る手配を行い、その後も彼女と連絡を取り、なぜこのようなことが起きたのか調査を続けているという。
ただAdamsさんは、その当時の恐怖が再びよみがえり、夜は十分睡眠がとれず、不安な状態で目覚める日が続いているそうだ。
今回のケースは特別な例だと思うが、確かに暗い機内に1人で残されたら、パニックになってしまうかもしれない。(了)
出典元:NYPost:Woman falls asleep on flight, wakes up ‘alone’ and ‘locked up’ in empty plane(6/22)
出典元:FOX NEWS:Air Canada passenger claims she woke up on dark, empty plane alone(6/23)