フランス人スキーヤーが競技中にコントロールを失うも、奇跡的に態勢を立て直す
フランス人のスキーヤーが競技中にコントロールを失うも、奇跡的に態勢を立て直す様子が目撃された。
後ろ向きで着地し、クラッシュを回避
そのスキーヤーとは、フランス人のMaxence Muzaton選手(30)。彼は2月14日、イタリアのコルティナダンペッツォで行われた「2021年アルペンスキー世界選手権」に出場。
男子ダウンヒルの競技では、時速113kmのスピードで急斜面のコースを下っていったという。
しかし途中、 Muzaton選手はバランスを崩して、コントロールを失ってしまう。そして空中に浮かび上がるが、偶然にも後ろ向きで着地。態勢を立て直し、大きなクラッシュを回避したそうだ。その様子がこちら。
今月で2回目
実は、Muzaton選手がこのようなリカバリーを見せるのは、今月で2度目になるという。
ドイツのガルミッシュ=パルテンキルヘンで行われた大会でも、彼は途中コーナーでコントロールを失い、サイドネットにぶつかるところだったが、バランスを保ち、スキーに戻ったそうだ。
もっとも今回の大会では、Muzaton選手はバランスを崩した後、スキーで滑るのを止めた。優勝したのはオーストリア人のVincent Kriechmayr選手とされている。
しかしMuzaton選手が態勢を立て直した様子を見た解説者は、「あのリカバリーを見てごらん!(略)これは私にとって17度目の世界選手権だが、これまで見てきた中で、Muzatonは最もラッキーなエスケープ(リカバリー)の1つを見せた」と述べて賞賛していたという。(了)