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イスラエル軍によるレバノンへの攻撃で、死者が38人に増加

イスラエル軍によるレバノンへの攻撃で、死者が38人に増加
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イスラエル軍は9月20日、レバノンの首都・ベイルートの郊外を空爆したが、この攻撃による死者が増加している。

 

子供3人と女性7人を含む38人が死亡

 

イスラエル軍は20日、ベイルート南部の郊外にあるDahiya地区を空爆。レバノンの保健省によれば、この攻撃により2棟のビルが破壊され、子供3人と女性7人を含む38人の死亡が確認されたという。

 

殺害された子供3人は4歳、6歳、10歳だったとされ、救急隊員は依然として瓦礫に埋まった17人の捜索を続けているそうだ。

 

また負傷者も60人以上おり、現在治療を受けている。この地区の店の多くは閉まっており、住民は恐怖に怯え、多くの人が荷物をまとめて、避難しているという。

 

数十機の戦闘機がレバノン南部を攻撃

 

戦争拡大の懸念が高まり続ける中、イスラエル軍とシーア派武装組織「ヒズボラ」は、レバノンとイスラエルの国境沿いで攻撃を強化している。

 

レバノンの国営通信社によれば、イスラエル軍はヨルダン南部の複数の町を攻撃し続けており、火災が発生しているという。

 

イスラエル軍も21日、数十機の戦闘機がレバノン南部のヒズボラの目標を攻撃していると発表した。

 

一方、「ヒズボラ」もイスラエル北部を攻撃しており、レバノンから発射されたロケット弾が、Safadの町に着弾し、火災が発生。イスラエルの消防士が、消火活動を行ったという。

 

9月20日以来、イスラエル北部の町、Safadやゴラン高原、Upper Galileeなどでは空襲警報のサイレンが響き、約90発のロケット弾など飛翔体の発射が確認されたそうだ。

 

ガザ地区では30人が死亡

 

ガザ地区でもイスラエル軍は攻撃を続けており、9月21日は各地で、少なくとも30人のパレスチナ人が殺害された。

 

特に被害が大きかったのは、北部ガザ市にある避難民が身を寄せている学校で、イスラエル軍の空爆により、22人が死亡。少なくとも30人が負傷したそうだ。

 

殺害された22人の中には、女性6人、子供が13人も含まれていたという。

 

昨年10月以来、ガザ地区では少なくとも4万1000人のパレスチナ人が殺害され、9万5000人以上が負傷したと言われている。

 

 

アメリカ・イスラム関係評議会(CAIR)は、ジョー・バイデン米大統領が「イスラエルによる大量虐殺を容認している」と非難。次のように訴えた。

 

「ジェノサイドを可能にし、容認する代わりに、バイデン大統領は、ガザ地区やヨルダン川西岸地区で毎日、女性と子供の虐殺を行っている制御不能なネタニヤフ政権を抑えるために、イスラエルへの武器禁輸や強制的な停戦を含む、具体的な行動をとらなければならない。パレスチナ人の虐殺、民族浄化、強制飢餓、そして彼らの人間性の否定を終わらせなければならない」(了)

 

出典元:Al Jazeera:Israel’s war on Gaza live: Attacks ramp up between Hezbollah and Israel(9/21)

出典元:Al Jazeera:At least 38 killed in Israeli strike on suburb in Lebanon’s Beirut(9/21)

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