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ミャンマーの民主派勢力が、西部ラカイン州の国軍司令部を制圧

ミャンマーの民主派勢力が、西部ラカイン州の国軍司令部を制圧
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内戦が続くミャンマーで、民主派の少数民族武装勢力が、西部にある国軍司令部を制圧したと明らかにした。

 

拘束した兵士や副司令官の写真も公開

 

西部ラカイン州に拠点を置く少数民族武装勢力の「アラカン軍(AA)」は12月20日、ラカイン州西部にあるミャンマー国軍の司令部が、2週間の激しい戦闘の末、陥落したと声明を発表した。

 

また「アラカン軍」は、拘束した軍の兵士や、副司令官とされる人物の写真も公開したという。

 

ミャンマー国軍は全国に14の地域軍司令部を持つが、この5カ月間で、民主派勢力によって陥落したのは北東部シャン州の司令部に続き2件目となり、ミャンマー国軍にとって大きな打撃となる。ミャンマー国軍側は、まだコメントをしていない。

 

民主派勢力が少数民族と協力して戦闘

 

2023年にミャンマー国軍がクーデターを起こして以来、民主派の人々は武器を手にし、「人民防衛軍(People’s defence forces)」に参加。各地の少数民族と協力して、ミャンマー国軍と戦ってきた。

 

少数民族武装勢力の「アラカン軍」は、2023年10月に攻勢を開始し、ミャンマーと中国との国境沿いでいくつかの重要な勝利を収めたという。

 

今年8月、同盟軍は北東部シャン州の都市、Lashioの制圧に成功。ミャンマー史上初めて、地域軍司令部を掌握した。

 

一方、各地で苦戦を強いられているミャンマー国軍は、戦闘機などによる空爆を継続しており、犠牲者も増加していると言われている。

 

また国連は先月、進行中の衝突により商業と農業生産が圧迫され、西部のラカイン州が飢餓に直面していると警告していた。(了)

 

出典元:The Guardian:Myanmar rebels claim control over major western military headquarters(12/21)

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