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ロシア軍がウクライナの首都にミサイル攻撃、9階建ての住宅に直撃し、多数が死亡

ロシア軍がウクライナの首都にミサイル攻撃、9階建ての住宅に直撃し、多数が死亡
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ロシア軍は6月16日の夜から17日未明にかけて、ウクライナの首都・キーウを攻撃し、数多くの市民が殺害された。

 

弾道ミサイルがマンションを直撃

 

ロシア軍は6月17日の未明まで、数多くのミサイルとドローンを使って、キーウを攻撃。少なくともウクライナ人10人が死亡し、100人以上が負傷したという。(15人が死亡したとの情報も)

 

特にキーウ西部にある9階建てのマンションは、ミサイルが直撃し、建物の一部が崩壊。地下室まで完全に破壊されたそうだ。

 

現場を視察したキーウのビタリ・クリチコ市長は、この攻撃で30戸の住宅が破壊されたと主張。「まだ瓦礫の下に人がいる可能性があり、死者数がさらに増える可能性も否定できない」と述べた。

 

ミサイル着弾時に、建物内に何人がいたかは明らかになっていない。

 

「最も恐ろしい攻撃の1つに直面」

 

またドローンによる攻撃も次々と行われ、空襲警報は数時間にわたって鳴り響き、キーウ市民数千人が地下鉄駅に避難したという。

 

 

夜明けには数百人の救助隊員が、攻撃を受けた現場の瓦礫の撤去と、近隣のアパートに閉じ込められた人々の救出に努めたそうだ。

 

またマンション付近の店舗や建物も被害を受け、窓ガラスが割れたと言われている。

 

ウクライナのゼレンスキー大統領はSNSに「キーウは、最も恐ろしい攻撃の1つに直面した」と投稿。「現在、キーウでは、一般住宅の瓦礫の下から人々を救出する作業が進められている。何人がまだ閉じ込められているのかは、依然として不明だ」と述べた。

 

トランプ氏との会談は実現せず

 

ゼレンスキー大統領は、カナダで開催されたG7サミットで、アメリカのトランプ大統領と会談し、ロシアに対する制裁措置の必要性について直接訴えたいと考えていたという。

 

またゼレンスキー大統領は、「ウクライナが購入できる、アメリカ製の防衛装備について話し合うつもりだ」と述べていた。

 

しかしトランプ氏がG7サミットを切り上げて帰国したため、17日に予定されていた会談は実現しなかった。

 

ウクライナ外交官の中には、トランプ大統領の冷淡な態度に、内心激怒している者もいるという。(了)

 

出典元:The Guardian:Russian missile and drone attack on Kyiv kills at least 15 people(6/17)

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