Switch news

知っておきたい世界のニュース

NATO事務総長、トランプ大統領を「パパ」と呼んでしまう

NATO事務総長、トランプ大統領を「パパ」と呼んでしまう
X_REUTERS

NATOの事務総長が先日、トランプ大統領と会談し、その際彼を「ダディ(パパ)」と呼んだとして、注目を集めている。

 

ルッテ事務総長が会談で発言

 

6月25日、オランダのハーグで開かれたNATO首脳会議で、トランプ大統領はNATO事務総長のマーク・ルッテ氏と会談。

 

その際、トランプ氏はイスラエルとイランとの戦争について、「彼らはまるで校庭で子供同士が喧嘩をしているような、激しい喧嘩をしてきた。彼らは必死に戦うので、止めることはできない。でも、2、3分でも戦わせれば、止めるのは簡単だ」と述べた。

 

するとルッテ事務総長は、トランプ氏がイスラエルなどに放送禁止用語を使って非難したことを引き合いに出し、「パパは時に、強い言葉を使わなければならない」といった。

 

 

その後、トランプ大統領は記者会見で、ルッテ事務総長から「パパ」と呼ばれたことについて尋ねられ、「彼はとても愛情を込めてそう言っていたんだ。『パパ、あなたは私のパパなんだ』とね」と答えた。

 

これには後ろに控えていた、マルコ・ルビオ国務長官も思わず吹き出してしまい、必死に笑いをこらえようとしていた。

 

イランを攻撃したことを賞賛

 

ただNATOのルッテ事務総長は、その会談で「イランが核兵器を入手できないようにするために、非常に的を絞った、この断固たる行動をとったという事実は、称賛に値すると思う」とトランプ氏を称えた。

 

しかし、ルッテ氏の発言に対してイラン側は激怒。イラン外務大臣報道官のエスマイル・バガエイ氏は「X」上で、次のように非難した。

 

「NATO事務総長が、『真に異常な』犯罪行為による主権国家への侵略行為を称賛するのは、恥ずべき行為であり、卑劣で、無責任だ。(略)犯罪を支持する者は、共犯者とみなされる」

 

確かに、大国が主権国家へ安易に攻撃することが続けば、もはや世界は泥沼になってしまう。

 

またトランプ大統領も、イランの核施設へバンカーバスターを撃ち込んだことについて、広島や長崎への原爆投下に例え、「あの(イランへの)攻撃で戦争は終結した。広島の例は使いたくない。長崎の例も使いたくはない。しかし、本質的には同じことだ」と述べたという。

 

出典元:MailOnline:Trump’s eyebrow-raising response to being called ‘daddy’ by NATO chief as Marco Rubio struggles to stay composed(6/25)

出典元:Aljazeera:Updates: NATO members agree on higher defence spending target(6/25)

記事が気に入ったら
Switch Newsをフォローしよう!


Return Top