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カナダで山林火災が拡大、空気の質が悪化し警戒アラートを発令

カナダで山林火災が拡大、空気の質が悪化し警戒アラートを発令
X_Keith Thompson

カナダなどで山林火災が拡大しており、空気の質が悪化しているとして警戒が呼び掛けられている。

 

山林火災の3分の2が制御不能

 

現在、カナダ全土の700地域で山林火災が発生しており、そのうちの3分の2が制御不能な状態になっているという。

 

またアメリカの一部でも山林火災が広がっており、スイスの企業「IQAir」は、ミシガン州の都市、デトロイトとカナダのモントリオールやトロントでは8月4日、火災による煙などで、世界で最悪の空気の質になったと報告している。

 

しかも煙たい空気は視界も低下させ、平均よりも高い気温や、干ばつの状態を引き起こしているそうだ。

 

外出時間を減らし、屋外での活動を推奨

 

このような空気の状況は、特に脆弱な高齢者や子供、呼吸器や心臓に病気を抱えている人には危険なため、カナダのトロントでは、外出する時間をできるだけ減らすようアドバイスしているという。

 

また一般の人々にもリスクがあることから、屋外での活動が推奨されている。

 

これまでにカナダでは662万5375平方メートルの土地が焼け、この面積は2024年の278万5140平方メートルに比べても、82%も多いそうだ。

 

またカナダでの山林火災では先週、人々の退避も行われており、マニトバ州北部の先住民、Nisichawayasihk Cree族が暮らす地域では住民全員に退避命令が出され、バンクーバー島の400世帯以上にも避難命令が出されたという。(了)

 

出典元:The Guardian:Canada wildfires prompt severe air quality alerts across country and US(8/4)

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