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英のバスで使われていた硬貨、2000年前にスペインで鋳造されたものと判明

英のバスで使われていた硬貨、2000年前にスペインで鋳造されたものと判明
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先日、イギリスで古い硬貨が、博物館に寄贈され、意外な事実が明らかにされた。

 

50年代にバスで使われた硬貨

 

その硬貨を、イングランド北部にあるリーズ博物館・美術館に寄贈したのは、ピーター・エドワーズ氏だ。

 

彼の祖父であるジェームズ・エドワーズ氏は1950年代、リーズ市交通局に勤務し、バスや路面電車の運転手から運賃を集め、数える仕事をしていたという。

 

そして実際に使われた外国の硬貨や偽造された硬貨などを見つけると、孫のピーターさんのために持ち帰っていたそうだ。

 

ピーターさんはある硬貨に魅了され、デザインを調べた結果、それが2000年前、現在のスペイン南部で鋳造されたものだと判明した。

 

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フェニキア人の集落で鋳造

 

そのためピーターさんは3月、リーズ博物館・美術館に硬貨を寄贈し、古代通貨コレクションの一部として、専門家が研究できるようにしたという。

 

この硬貨は、2000年以上前にスペイン南部のアンダルシア地方にある、ガディール(現在のカディス市)というフェニキア人の集落で鋳造されたそうだ。

 

ガディールは、紀元前12世紀に西ヨーロッパにおける最初の植民地として、現在のチュニジアにあるカルタゴに定住していたフェニキア人によって建設された。

 

そして紀元前3世紀初頭の第一次ポエニ戦争後、カルタゴの支配下に入り、その後1世紀も経たないうちにローマの支配下に入ったという。

 

硬貨は青銅でできており、表面に描かれているのは、ガディール、カルタゴ、ティルスの主神であったフェニキアの神メルカルトで、ヘラクレスの獅子皮の頭飾りをかぶっている。

 

コインの裏面にはクロマグロ(Thunnus thynnus)が2匹描かれており、ガディールにおける漁業の重要性を示唆しているそうだ。

 

なぜ硬貨がイギリスに?

 

このコインがなぜ、イギリスに持ち込まれたのかは、明らかになっていない。ただピーターさんは、次のように述べている。

 

「戦後間もない時期だったので、兵士たちが派遣先の国から、コインを持ち帰ったのではないかと思います」

 

リーズ博物館・美術館もこの硬貨が、約2000年前にガディールで鋳造されたことを確認しているという。(了)

 

 

出典元:Livescience:2,000-year-old Phoenician coin was used as bus fare in England, but ‘how it got there will always be a mystery’(3/9)

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