英で2人のユダヤ人が刺される事件が発生、警察がテロ警戒レベルを引き上げ

イギリスで先日、2人のユダヤ人が男から刺される事件が起き、警察がテロ警戒レベルを引き上げた。
2022年2月以来の高い警戒レベル
4月29日、ロンドン北部にある町、ゴールダーズ・グリーンで、ユダヤ人男性2人が男に刺され、重傷を負う事件が起きたという。
ロンドン警視庁はこの事件をテロ事件として捜査しており、イギリス政府は4月30日、テロ警戒レベルを上から2番目に高い「深刻」に引き上げた。
警戒レベルが「深刻」にされたのは、2022年2月以来とされ、このことは今後6カ月以内に、同様のテロ攻撃が発生する可能性が非常に高いことを意味する。
さまざまな脅威が増大
イギリス政府によれば、警戒レベルの引き上げは、ゴールダーズ・グリーンでの襲撃事件だけが原因ではなく、「イスラム過激派や極右勢力による広範な脅威の増大」も要因となっているという。
マフムード内務大臣は、「反ユダヤ主義という悪を、社会から根絶するために全力を尽くす」と強調し、ユダヤ関連施設周辺の警備・治安維持のための予算増額を発表した。
またロンドン警視庁の対テロ部隊責任者は、「しばらく前から、イギリスでは徐々にテロの脅威にさらされてきました。様々なイデオロギーに基づく事件が増加しており、その中でもイギリスにおけるユダヤ人、及びイスラエル人個人や団体に対する脅威が高まっていることが確認されています」と述べた。
昨年10月には、マンチェスターのシナゴーグ前に車が突っ込み、刺殺事件が発生。ユダヤ人2人が死亡、3人が重傷を負ったという。
今年の3月には、ゴールダーズ・グリーンにあるシナゴーグの駐車場で、ユダヤ系慈善団体が所有する救急車4台が放火された。
ここ数週間でも、ロンドン北部にある「フィンチリー・リフォーム・シナゴーグ」が襲撃され、数日後には「ケントン・ユナイテッド・シナゴーグ」の窓に可燃性物質の入った瓶が投げ込まれたそうだ。(了)
出典元:BBC:UK terrorism threat level raised to severe after Golders Green attack(4/30)

























