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AIを使う中高生、宿題の出来は良くなるが、試験の成績は下がるとの調査結果

AIを使う中高生、宿題の出来は良くなるが、試験の成績は下がるとの調査結果
photo AC

AI(人工知能)は、学校の宿題や、与えられた課題をこなすには有用だが、試験の成績を上げるにはあまり役立たないようだ。2万6811人の生徒を対象とした大規模な追跡調査で、明らかになった。

 

AIの普及が目覚ましい中国の調査

 

この調査は、ストックホルム大学と香港大学が共同で行なったもの。中国の12才~18才までの生徒2万6811人の、学業でのAI利用と成績について調査した。

 

中国では近年AIの導入が急速に進んでおり、今回調査対象となった生徒の約80%が、「豆包(Doubao)」や「DeepSeek(ディープ·シーク)」といった中国製AIモデルを使っており、残りの約20%はAIを全く使っていなかったとのこと。

 

発表された論文によると、宿題については、AIを使った生徒は使わなかった生徒より、全科目を総合して評価点が18%高かったそう。また、宿題をやり終えるまでの時間は、AIを使うと平均して64分から45分に減少し、約30%の時短となった。

 

しかし、AIを使えない試験となると、話は変わってくる。日頃AIを使っている生徒は、成績が悪くなる傾向が見られた。

 

学校でのテスト、高校・大学入試では点数が低い

 

調査では、学校での月ごとのテスト、高校入試、大学入試の点数を比較しているが、AIを使っている生徒は使わない生徒より、月ごとのテストでは20%低く、高校入試では18%低く、大学入試では24%も低くなっている。また、このような差は、生徒がAIを使い始めてから6ヶ月以内に現れているとのこと。

 

この調査結果を報じた海外メディアは、「AIの台頭によって、宿題の成績と、宿題をやることで蓄積される知識量の関係が、崩れたのだろう」という専門家の意見を紹介している。

 

ちなみに、欧米でのAI普及は中国より急激で、米国の学生のおよそ80~90%、英国では94%、ドイツでは93%の学生が学習にAIを使っているという調査結果があるそうだ。(了)

 

出典元:New York Post:Students who use AI score great on homework, but bad on tests: large-scale new study(8/19)
出典元:SSRN:The Generative AI Learning Penalty: Evidence from Chinese Secondary Education

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