南アフリカ共和国で移民反対デモが続く中、外国籍の男性が50人から殴られ死亡

南アフリカ共和国で、1人の外国人男性が群衆に殴られ、死亡する事件が発生した。(アイキャッチはイメージ)
30代後半から40代前半の男性
この事件が起きたのは、南アフリカ共和国東部のクワズール・ナタール州にある町、ダーバンとされている。
警察によると、身元不明の外国籍の男性(30代後半から40代前半とみられる)は、まず路上で2人の男に声をかけられたという。
その後、男性は約50人の群衆に殴打され、その場で死亡が確認されたそうだ。警察は殺人事件として捜査を開始したが、動機はまだ特定されていない。
移民反対デモで、外国人を襲撃
南アフリカでは今年、移民反対デモが相次いで起きており、今月初めには、ダーバンとヨハネスブルグ近郊のSowetoで、商店や車が放火されたという。
抗議デモを主導した団体の1つ「マーチ・アンド・マーチ」は当初、すべての不法移民に対し、6月30日までに南アフリカから退去するよう期限を設けていたそうだ。
そして期限前には、複数の移民反対デモが行われ、他のアフリカ諸国出身者への襲撃事件も報告されたという。
これまでにナイジェリア国籍の2名が殺害され、ガーナ国籍のBashiru Isak氏も、ケープタウンで外国人に対するデモ中に射殺された。
2008年には60人が死亡
南アフリカは、20年近くにわたり外国人に対する攻撃が行われ、2008年には、外国人に対する広範な攻撃で60人以上が死亡し、数万人が避難を余儀なくされたという。
このような行動の背景には、貧困や深刻な格差、そして労働人口の約3分の1が失業している状況があり、移民反対派は移民が雇用を奪い、犯罪に加担し、公共サービスに負担をかけていると非難しているそうだ。
しかし研究者らは、「こうした一方的な主張は、証拠に裏付けられていない」と指摘している。(了)
出典元:BBC:Crowd of 50 beats foreigner to death in South Africa(10/22)

























