中国四川省で全身が真っ白なパンダを撮影、野生のアルビノを初めて確認
中国南西部で珍しい白いパンダが目撃され、その写真が公開されている。
野生のアルビノのパンダ
このパンダが撮影されたのは今年の4月中旬、場所は中国南西部四川省にある臥龍パンダ保護研究センター内だという。
設置されているカメラが偶然、この様子をとらえており、その後センターが写真を公開。それを5月25日に国営新華社通信が伝えた。
北京大学のクマの専門家であるLi Sheng氏によれば、このパンダはアルビノで、年齢は1歳から2歳の間だという。
このアルビノのパンダは黒い模様がなく、目も赤かったとか。これにより野生のパンダにも、アルビノが存在することが示されたそうだ。
Breaking news!! The first white panda in the world was found!On 25 May, Sichuan Wolong National Natural Reserve…
🐼🐼🐼Les images d'un #panda entièrement blanc, spécimen rare, ont été capturées dans la Réserve naturelle nationale de…
野生のパンダは絶滅の危機にある
世界にいるパンダの80%は四川省におり、残りは陝西省や甘粛省にいると言われ、548頭のジャイアントパンダが、世界中の動物園などの施設に入っている。
ただし世界自然保護基金(WWF)によれば、野生で暮らしているパンダは年々減少し、2000頭にも満たないという。
Ricky去旅行さんの投稿 2019年4月25日木曜日
Michael Pattonさんの投稿 2019年4月22日月曜日
2018年に中国政府は、ゆっくりと成長する野生パンダの繁殖を促すため、イエローストーン国立公園(米)の3倍にも及ぶ、広大な保護地域を建設する計画を立てたそうだ。
そして中国南西部の山間地域に、ジャイアントパンダ国立公園を建設するため、少なくとも14億5000万ドル(約1590億円)の予算を付けたと言われている。
パンダは現在も「危急種」としてリストに登録されており、いまだに野生絶滅の危険が高く、保護活動の支援により、リスクを減らしている状態だという。(了)
出典元:PHY ORG:Rare albino panda caught on camera in China: state media(5/26)
出典元:MailOnline:Rare albino panda is caught on camera roaming around nature reserve in southwest China(5/26)