イギリスで一緒に暮らす同性カップル、3年間で50%も増加していた
イギリス国内で、一緒に住んでいる同性カップルの割合が、過去よりも急激に伸びていることが示された。
3年間で50%も増加
イギリスの国家統計局によれば、一緒に住んでいる同性カップルの数が2015年には15万2000人だったのに対し、2018年には23万2000人になったという。
つまり3年間で約8万人増え、2015年と比べ50%以上も増加したことになったそうだ。
また彼らのうち4分の1以上が結婚していることも明らかになり、その数も2015年と比較して、2018年は4倍にまで増えているという。
同性婚を認めた法律の効果
国家統計局の調査によれば、一緒に住んでいる同性カップルの増加は、2014年に同性婚を認めた法律によって引き起こされ、これにより多くの人々が一緒に住み、自分たちのことを安心して話せるようになったという。
「LGBT Foundation 」のJoe Nellist氏も次のように語っている。
「多くの同性カップルが自信を持ち、彼らの関係や世帯の状態を公開できるようになったのを見るのは、良い傾向です。イングランドやウェールズ、スコットランドにおいて、LGBTの平等や、結婚の平等を求める法制は重要な進歩です」
「そこでは多くのLGBTの人々が、自分たちの生活をオープンにしていくことに、より大きな自信を与えているのです」
しかしNellist氏によれば、まだ多くのLGBTの人が、自分たちの生活を完全に平等なものにするためには、まだまだ長い道のりを抱えているという。(了)
出展元:BBC:Same-sex couples recorded as living together up by 50%(8/7)