ニューヨーク市警が犬型ロボット「Digidog」を配備、事件現場に投入
ニューヨーク市警察が実際に事件現場に、犬型ロボットを投入したと、複数のメディアが報じている。
ブロンクスの犯行現場に現れる
そのロボットとは、ボストンダイナミクスが開発した犬型ロボット「Spot」と同じ型の「Digidog」だ。
ニューヨーク市警は2月23日、ブロンクスにある犯罪現場にこの「Digidog」を配備。不審な住宅に侵入したという。
この様子は「FreedomNews.tv」のビデオグラファー・Daniel Valls氏によって撮影され、その後メディアでも紹介された。
複数のカメラやAIも搭載
ニューヨーク市警のスポークスマンによれば、「Digidog」はまだテスト段階だが、実際に進行中の捜査で使用されたという。ただし当時、侵入した住宅には誰もいなかったそうだ。
また「Digidog」には警察官が周囲の状況をリアルタイムで見られるよう複数のカメラとライトが装備されており、通信機能も2回線用意されているという。
「Digidog」は体重が70ポンド(約32kg)。時速3.5マイル(5.6km)で走ることができ、階段を上ることも可能。複雑な環境でもナビゲートできるAIを搭載しているそうだ。
現実にアメリカの警察でロボットが使われるようになるとは、日本でも近い将来、ロボット警察犬が登場するのかもしれない。(了)
出典元:NYPost:Video shows NYPD’s new robotic dog in action in the Bronx(2/23)