「Coach」のショーで、革製品の使用に抗議する女性がランウェイを歩く
ニューヨーク・ファッションウィークが開催される中、革製品の使用に反対する抗議活動が行われた。
動物保護団体「PETA」のメンバーが抗議
その抗議デモが行われたのは9月7日、場所はブランド「Coach」の「2024プレタポルテ・ファッションショー」の会場とされている。
その会場に、動物保護団体「PETA(動物の倫理的扱いを求める人々の会)」の女性が現れ、「Coach、 レザー、殺す」と書かれた看板を掲げ、ランウェイを歩いたという。
また別の抗議者も、まるで皮を剥がされたかのようなボディペイントを施し、胸に同じ言葉が書かれた状態で、ランウェイを歩いたそうだ。
PETA protestors just took the runway at Coach pic.twitter.com/V4321yYaSR
— Tyler McCall (@eiffeltyler) September 7, 2023
ブランドを非難することが目的
その後、「PETA」はプレスリリースを公開。それによれば、彼女らは「PETA」のサポーターなどであり、その目的は「牛への残酷な扱いと、環境破壊的なレザー製品への依存についてファッション・ブランドを非難すること」だったという。
「PETA」のトレイシー・ライマン上級副会長は、次のように語っている。
「今日の良心的な消費者は、ファッションの未来が、牛の切り落とした皮ではなく、革新的な動物由来ではない素材にあることを知っています。PETAはCoachのキャットウォークを震撼させ、革製品はデザイナーの現在の作品に帰属するのではなく、動物が所有していた物であるというメッセージを強く打ち出しています」
抗議者がランウェイを歩いた動画は、ネット上でも多くの人々の注目を集めたという。
しかしその後、看板を持った女性の抗議者は、警備員によって会場から引きずり出されており、その乱暴な行為も批判を浴びたそうだ。(了)
出典元:METRO:Anti-leather protester dragged off the New York Fashion Week catwalk at Coach show(9/8)