ズボン8本、上着10枚を着て飛行機に搭乗しようとした男性が逮捕される
海外旅行に行く際、何を持っていくか頭を悩ます人も少なくないだろう。あれもこれもと詰め込んで荷造りしたものの、問題となるのが飛行機への荷物持ち込みの重量制限だ。
入りきらなかった服を着てしまえ、という考えからか、今回余りにも多くの衣類を着込んだ男性が搭乗を拒否され、航空会社と揉めた挙句、逮捕されてしまった。
搭乗を拒否された男性が着ていたもの
そんな事件が起きたのは今月10日、アイスランドの空港にて。Ryan Carney Williamsさんは自宅のあるイングランドに戻ろうと、BA(British Airways)のカウンターを訪れチェックインしようとした。
すると、航空会社から搭乗を拒否されたのだという。その時彼は、荷物に収まりきらなかった衣類を全て着用していた。
Ryan Hawaiiとしても知られている彼のツイッターには、その時の様子が投稿されている。
Disappointing. pic.twitter.com/7f8UFi9jb4
— Ryan Hawaii (@RYAN_HAWAII) January 10, 2018
手荷物制限量は超えていないと主張するRyanさんだが、かなり着込んだように見える。なんとズボン8本、上着10着を着用していたようだ。
彼はツイッターでこう記している。
「空港で拘束された。衣類を詰めるバッグを持っていなかった為に。そして、僕を飛行機に乗せてくれない・・・人種差別か?」
動画では、係員から立ち退くよう言われたのを拒んでいると、セキュリティを呼ぶと警告される様子が撮影されている。
@British_Airways hi being held at Iceland Keflavik airport because I had no baggage put all the clothes on and they still won't let me on. Racial profiling? Or….. pic.twitter.com/NKgpe1cPFP
— Ryan Hawaii (@RYAN_HAWAII) January 10, 2018
その後ツイッターで、「逮捕され、スプレーをかけられた」とコメントしている。(しかし、航空会社はスプレー使用を否定している。)
フォロワーは彼に、どうして衣類をバッグに詰めなかったのか問いかけているが、Ryanさん曰く「スペースが無かった」のだそうだ。
翌日も再び搭乗拒否されてしまう
翌日、別の航空会社でのチェックインを試みたRyanさんだったが、再び搭乗を拒否されたという。
彼は怒りのツイートを投稿し、前日のトラブルが原因だと主張している。
「またかよ!妥当な理由もなく、2日で2回も搭乗拒否だ。」
航空会社からの声明
これに対しBA広報は、次のようなコメントを出している。
「我々は、お客様の要望に合うよう、幅広い運賃形態を提供しています。」
「アイスランド発、手荷物のみの運賃は片道47ポンド(約7,200円)と低く、こちらは預入荷物は想定しておりません。」
「しかし我々は、お客様のプランが変更となることは理解しています。ですので、もし追加荷物が発生した際は、空港でお支払いができるようになっています。」
「今回、我々は弊社のポリシーを説明した上で、代替案を案内させていただきました。」
今回の出来事をRyanさんは自身のツイッターで報告しているが、その後無事にロンドンに戻れたのかどうか、現時点(1/19)では明らかになっていない。
多少の厚着は許容範囲かもしれないが、今回は少し度が過ぎたか。(了)
出典:msn:Plane passenger arrested for wearing too many clothes as he tried to board BA flight (1/17)
出典:Mirror:Plane passenger arrested for wearing too many clothes as he tried to board BA flight (1/16)